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追憶 風子のいた情景 ラヴァーズ文庫
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追憶 風子のいた情景 ラヴァーズ文庫

火崎勇(著者)

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追憶 風子のいた情景 ラヴァーズ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房/
発売年月日 2005/06/01
JAN 9784812421536

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商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2010/05/28

火崎勇さんの小説初め…

火崎勇さんの小説初めて読みましたが、とても良かったです。短いお話でしたけど、奥友創也の心の動きが良くわかって、とてもせつなくていいお話でした。もう一つ「悪いモノ」も、思わず笑ってしまうところもあり、これでいいのか?という終わりでした。でもま、これもありかと思わせるところがすごいで...

火崎勇さんの小説初めて読みましたが、とても良かったです。短いお話でしたけど、奥友創也の心の動きが良くわかって、とてもせつなくていいお話でした。もう一つ「悪いモノ」も、思わず笑ってしまうところもあり、これでいいのか?という終わりでした。でもま、これもありかと思わせるところがすごいです。

文庫OFF

2011/11/11

タイプの違うお話が2編。追憶は、風子の恋人だった2人の男が彼女が亡くなったことで出会い、彼女を媒介に繋がっていく。お互いに相手に風子を重ねて抱き合うことは愛の交歓ではなく、寂しさを埋めるための行為でしかない儚げな関係。主人公・創也が将人に風子を重ねられなくなった時に関係の終わりし...

タイプの違うお話が2編。追憶は、風子の恋人だった2人の男が彼女が亡くなったことで出会い、彼女を媒介に繋がっていく。お互いに相手に風子を重ねて抱き合うことは愛の交歓ではなく、寂しさを埋めるための行為でしかない儚げな関係。主人公・創也が将人に風子を重ねられなくなった時に関係の終わりしか見えなくなるのが切なかった。同時収録は実の兄に絶賛片想い中の弟が必死でそれを抑えようとする身悶えするような葛藤のお話w実の兄弟はツボだしテンポのいいお話も楽しかったけど、できれば追憶で1冊読みたかったというのが正直なところ。

Posted by ブクログ

2011/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ちょっともやもやする話でした。  何分、どう考えても「風子」と呼ばれる二人の間にいる彼女の存在が、なんていうか、すごく都合のいい女というか、実は、したたかな気がして、「んー」ってなってしまいました。  まぁ、物語が始まってすぐに亡くなってしまったせいで、彼女自身についての描写が一切ないのと、二人の男の間で、見せてる一面が、全然違った、ということが大きいのだと思いますが……。  もう少し、彼女自身についての描写があって、彼女だって複雑な過程で育ってたのだから、彼女がどういうところで、淋しく感じていたのか、具体的な描写があればいいな……と思いました。  そしたら、もう少し、感情移入しやすかったのかなー……と。  で、この本は2作入ってて。  そのもう一つが「悪いモノ」だったんですが、見つけた瞬間、「おおおおおおおおおおお!」ってなりました。  こ、こんなのところに入ってたのね! という感じでした。  いや、実を言うと、この話、僕がBL小説を読んだ時に、一番最初で雑誌で読んだ話だったんですよ、懐かしい!  そして、実はこの話で、BLにはまってしまって、今に至る……という感じだったので、本当に感動しました。  雑誌は、友達に貸したまま返ってこなかったので、本当、懐かしい(捨てたかも、ごめん、って言われた件に関しては殴りたかったですがw)。  まぁ、当時は、すれてない子だったので、実はこんな程度の菜月の小悪魔ぶりに「きゃー!」ってなったんですが……。  今はもうちょっと大人になったので、そんなに「きゃー!」とは、ならなかったです(苦笑)  そういう意味ではちょっと残念でしたが、青春の淡い思い出をどうもありがとう。  あぁ、肝心の話の内容なんですが。  主人公の尚隆は、兄の菜月に抱いてはいけない想いを抱いていることに悩む……。  しかし、菜月はそんな尚隆の気持ちも知らず、尚隆との距離を近付けてくる……。  というような話だったんですが。  もう、最後の最後の菜月がもう、お見事で! 僕は、完敗しました(苦笑)  全てをなぎ倒してしまうような、菜月の力が素晴らしかったです。

Posted by ブクログ

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