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追憶 の商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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火崎勇さんの小説初め…

火崎勇さんの小説初めて読みましたが、とても良かったです。短いお話でしたけど、奥友創也の心の動きが良くわかって、とてもせつなくていいお話でした。もう一つ「悪いモノ」も、思わず笑ってしまうところもあり、これでいいのか?という終わりでした。でもま、これもありかと思わせるところがすごいで...

火崎勇さんの小説初めて読みましたが、とても良かったです。短いお話でしたけど、奥友創也の心の動きが良くわかって、とてもせつなくていいお話でした。もう一つ「悪いモノ」も、思わず笑ってしまうところもあり、これでいいのか?という終わりでした。でもま、これもありかと思わせるところがすごいです。

文庫OFF

2011/11/11

タイプの違うお話が2編。追憶は、風子の恋人だった2人の男が彼女が亡くなったことで出会い、彼女を媒介に繋がっていく。お互いに相手に風子を重ねて抱き合うことは愛の交歓ではなく、寂しさを埋めるための行為でしかない儚げな関係。主人公・創也が将人に風子を重ねられなくなった時に関係の終わりし...

タイプの違うお話が2編。追憶は、風子の恋人だった2人の男が彼女が亡くなったことで出会い、彼女を媒介に繋がっていく。お互いに相手に風子を重ねて抱き合うことは愛の交歓ではなく、寂しさを埋めるための行為でしかない儚げな関係。主人公・創也が将人に風子を重ねられなくなった時に関係の終わりしか見えなくなるのが切なかった。同時収録は実の兄に絶賛片想い中の弟が必死でそれを抑えようとする身悶えするような葛藤のお話w実の兄弟はツボだしテンポのいいお話も楽しかったけど、できれば追憶で1冊読みたかったというのが正直なところ。

Posted byブクログ

2018/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ちょっともやもやする話でした。  何分、どう考えても「風子」と呼ばれる二人の間にいる彼女の存在が、なんていうか、すごく都合のいい女というか、実は、したたかな気がして、「んー」ってなってしまいました。  まぁ、物語が始まってすぐに亡くなってしまったせいで、彼女自身についての描写が一切ないのと、二人の男の間で、見せてる一面が、全然違った、ということが大きいのだと思いますが……。  もう少し、彼女自身についての描写があって、彼女だって複雑な過程で育ってたのだから、彼女がどういうところで、淋しく感じていたのか、具体的な描写があればいいな……と思いました。  そしたら、もう少し、感情移入しやすかったのかなー……と。  で、この本は2作入ってて。  そのもう一つが「悪いモノ」だったんですが、見つけた瞬間、「おおおおおおおおおおお!」ってなりました。  こ、こんなのところに入ってたのね! という感じでした。  いや、実を言うと、この話、僕がBL小説を読んだ時に、一番最初で雑誌で読んだ話だったんですよ、懐かしい!  そして、実はこの話で、BLにはまってしまって、今に至る……という感じだったので、本当に感動しました。  雑誌は、友達に貸したまま返ってこなかったので、本当、懐かしい(捨てたかも、ごめん、って言われた件に関しては殴りたかったですがw)。  まぁ、当時は、すれてない子だったので、実はこんな程度の菜月の小悪魔ぶりに「きゃー!」ってなったんですが……。  今はもうちょっと大人になったので、そんなに「きゃー!」とは、ならなかったです(苦笑)  そういう意味ではちょっと残念でしたが、青春の淡い思い出をどうもありがとう。  あぁ、肝心の話の内容なんですが。  主人公の尚隆は、兄の菜月に抱いてはいけない想いを抱いていることに悩む……。  しかし、菜月はそんな尚隆の気持ちも知らず、尚隆との距離を近付けてくる……。  というような話だったんですが。  もう、最後の最後の菜月がもう、お見事で! 僕は、完敗しました(苦笑)  全てをなぎ倒してしまうような、菜月の力が素晴らしかったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

【あらすじ】 お互いに抱き合うのは好きだからじゃない、突然、胸に開いた大きな穴を埋めるため…。事故で死んでしまった奥友の彼女には、もうひとり筒井という恋人がいた。彼女を心のより所にしていたふたりは、お互いに彼女を重ね、同居して寂しさをまぎらわしていたが、奥友にとって筒井と過ごす日...

【あらすじ】 お互いに抱き合うのは好きだからじゃない、突然、胸に開いた大きな穴を埋めるため…。事故で死んでしまった奥友の彼女には、もうひとり筒井という恋人がいた。彼女を心のより所にしていたふたりは、お互いに彼女を重ね、同居して寂しさをまぎらわしていたが、奥友にとって筒井と過ごす日常はとても穏やかで、いつしか筒井に彼女を重ねられないようになってゆく。「筒井は彼女とは違う」そう認識した途端、筒井に惹かれてゆく気持を止められなくなってしまった。相変わらず自分を通して彼女を見ている筒井に、たまらなく切ない日々を送っていたある時、筒井が彼女に似た女の子を見つけたと言い出して…。ココロ震えるセンシティブ ラブロマンス。 普通にいい話だった。別なほうの話は保留中。

Posted byブクログ

2009/10/04

(西村しゅうこ)発売当時に買ったのに、一回読んだだけでしまいこんでいた。死んだ女と付き合っていた男同士が胸にあいた穴を生めあう?!読んでいて「有りえねーっ」と突っ込みながら読んだ記憶が残っていて再読する気になりません。火崎さん好きな私でもこれはダメだった。

Posted byブクログ

2009/10/07

筒井将人×奥友創也。二人とも亡くなった三谷風子の恋人だった。いなくなった風子の存在を埋めるために一緒に住み始めたが・・・。もう一遍の短編「悪いモノ」は実兄弟モノ。一粒で二度おいしかった(笑)。

Posted byブクログ