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京都の精神 角川ソフィア文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/角川書店 |
発売年月日 | 2005/09/25 |
JAN | 9784043764020 |
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京都の精神
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
京都を語るということは、日本文化を語ること。京都人、梅棹忠夫氏が日本文化の真髄を紹介されています。「京都の精神」、1987.8刊行、2005.9文庫。①ひとつのイデオロギーである京都中華思想(1200年の蓄積)②幕藩制の外にあって生きのびてきた日本における唯一の都市 ③京都は京も都もミヤコで、一国の首都ということば。東京は行在所(あんざいしょ)。遷都令は出されていない。④京阪神と並べるのがおかしい。センターは京都。大阪や神戸は京都の衛星都市。⑤京都は日本の文化的統合のシンボル。
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久しぶりの梅棹先生。いくつかまだ手持ちで読めていない本があった。それにしても京都を持ち上げすぎではないか。私は京都生まれの京都育ちなので、そんな悪い気はしないが、滋賀県民や奈良県民は何と思うのだろうか。出版された当時、どれほどの批判があったか知らないが、いまどきであれば炎上さわぎ...
久しぶりの梅棹先生。いくつかまだ手持ちで読めていない本があった。それにしても京都を持ち上げすぎではないか。私は京都生まれの京都育ちなので、そんな悪い気はしないが、滋賀県民や奈良県民は何と思うのだろうか。出版された当時、どれほどの批判があったか知らないが、いまどきであれば炎上さわぎかも知れない。それとも梅棹先生だから許されるのか・・・。さて、京都を観光都市としてではなく文化都市として考えるのは納得である。町屋の再生なども最近のニュースになっている。古いものを残すのと同時に新しいものもつくっていく。京都府南部の学研都市。梅棹先生の考えたようにはなっていないような気がする。国際的な音楽が演奏されたり、舞台が催されるようなホールはできていないままだ。企業の研究施設のまわりに、住宅街が並んでいるだけというような雰囲気である。文化的なにおいはない。もったいない。現在の勤務地は京都のど真ん中である。いま一度、京都のことを知る、京都の人のことを知るのも大事かもしれない。
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類書の「京都案内」とともに読了。 1920年に京都に生まれた人の京都の見方がよく分かる本。ご本人がおっしゃる通り「京都中華思想」。京都は唯一無二の都市で、天皇は東京に行幸に行っているだけ。従って遷都はされていないとか、慣れ親しんだ寺社を観光客に荒らされるぐらいなら、観光都市になる...
類書の「京都案内」とともに読了。 1920年に京都に生まれた人の京都の見方がよく分かる本。ご本人がおっしゃる通り「京都中華思想」。京都は唯一無二の都市で、天皇は東京に行幸に行っているだけ。従って遷都はされていないとか、慣れ親しんだ寺社を観光客に荒らされるぐらいなら、観光都市になる必要はないとか、京都外から見ると、典型的な「京都人」に見えるであろう。 天皇を京都に戻ってもらい儀典都市を目指すべきとの提言は近年でも「双京構想」などで現代に生きている。京都御所の小御所が花火大会の移り火で燃えたのは知っていたが、読売新聞社の主催で、しかも送り火の日に同時開催していたのは初めて知った。先生も大層お怒りだ。また、京都市民は防火意識が高いため、出火率が低く、火災保険に入る人も少ないという指摘など、具体的なデータを見てみたいと思った。
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