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怒りの方法 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2004/05/20 |
JAN | 9784004308904 |
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怒りの方法
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商品レビュー
3.8
27件のお客様レビュー
怒りをテーマに、それ…
怒りをテーマに、それをどう表現するか、また怒りをぶつけられたときの対処法などが書いてある。感情的になって爆発してしまえば、人間関係に影響がでる可能性もあるが、それをうまく表現することにより人間関係を変えていく力にもつながるということがわかった。
文庫OFF
(2005/2/15) 岩波新書、ここのところご無沙汰していたが、ひところはかなり読んだ。 青版、黄版、新赤版と、読み続けている。 一番好きなのは先日紹介した松田道雄さんの「わたしは赤ちゃん」「わたしは二歳」 高校生の頃読んで、何か眼が開いた気がする。それから松田さんを愛読するよ...
(2005/2/15) 岩波新書、ここのところご無沙汰していたが、ひところはかなり読んだ。 青版、黄版、新赤版と、読み続けている。 一番好きなのは先日紹介した松田道雄さんの「わたしは赤ちゃん」「わたしは二歳」 高校生の頃読んで、何か眼が開いた気がする。それから松田さんを愛読するようになる。 その次に好きな岩波新書は永六輔さん。大往生から始まって芸人、職人、皆読んだ。 嫁と姑は、発売記念サイン会で目の前でサインまでもらってしまった。 「学生時代からラジオ聞いてます!」っていいたかったが、感動の余り声が出なかった。 そう、永さんは著者というよりラジオ作家。土曜ワイドラジオ東京から、六輔七転八倒から、 誰かとどこかでから、よく聞いてた。最近はラジオもご無沙汰だけど。 永さんの本では癌の奥さんを自宅で看取った「妻の大往生」に涙した。その死に方は私の理想だ。 で、その永さんが推薦しているのがこの辛 淑玉さん。 日テレの「世界一聞きたい授業」にも出ていた。 軽い気持ちで読んだのだが、、、、すごかった。怒りの方法を処世術で身につけようなんていう ノウハウ本ではなかった。 名前からもわかるようにこの方はいわゆる「在日朝鮮人」で、ずっと差別と戦ってきたのだ。 想像ができない。私の周りにはそういう立場の人がいない。差別を実感したことがない。 無知だ。ただ、人を色眼鏡で見ることだけはやめようと、常々意識はしている。 しかしすごい内容だ。気軽には読めない。 犯罪の裏に劣等感、差別意識があったり、殺される側も「抵抗しない」ことでいままで乗り切ってきた 人が、最期抵抗しないがために殺されてしまったり、、、 「自分が怒っているという思いを相手にきちんと伝えれば、相手とよりよい関係が開ける」という 作者の言葉に、それができていない自分に気づく。 私はきちんと伝えてない。はすに構え、あるいはにこにこして、何を考えてるのかわからないはず。 いかん。 それともうひとつ気づかされたのは、著名人が差別用語を多発することで、 差別が正当化されること。某知事の外国人に対する偏見に基づく発言は、新聞も必ずしも 悪く書かない。それが余計差別を助長するという指摘をしている。 確かに、著名人の言動にはそれだけ影響力がある。 某首相が約束を守らないことを平気な顔をすれば、それは社会に蔓延するのだ。 願わくばいい影響力を持ちたい。 そのためにはまず、自分の怒りを正しく伝えることだ。 重い一冊だった。
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個人や社会に対しての怒りをどう表現するかが書かれている。特に差別に関する話が多い。この本の装丁の色に、読後、納得感をもった。
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