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きょうも料理 お料理番組と主婦 葛藤の歴史
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房/ |
発売年月日 | 2004/05/03 |
JAN | 9784562037636 |
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きょうも料理
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
以前友人と「日本の家庭料理はがんばりすぎでは」という話になったのを思い出し、図書館で借りてきた。資料の引用が多くて良い。 絶版だけれど、手元に欲しいので電子書籍化してほしい。 明治以降に誕生した「家庭」という場所と「主婦」という立場が、社会情勢やラジオ・テレビ番組の影響を受けど...
以前友人と「日本の家庭料理はがんばりすぎでは」という話になったのを思い出し、図書館で借りてきた。資料の引用が多くて良い。 絶版だけれど、手元に欲しいので電子書籍化してほしい。 明治以降に誕生した「家庭」という場所と「主婦」という立場が、社会情勢やラジオ・テレビ番組の影響を受けどのように役割を規定されてきたかというような内容。引用資料の(現代の価値観で見ての)地獄感が大変味わい深い。 著者による料理研究家の分類図で、平野レミが別枠になっているのがウケる。「異次元の人」。
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2021.2.6市立図書館 日本のいわゆる「家庭料理」、みんなが当たり前のように期待してしまう食卓の風景はどのようにうまれ、かわってきたのか。「主婦」「家庭料理」といったものははじめからあったわけではなく、学校教育や雑誌、テレビなどのメディアが先に立ってたり背中を押したりして少し...
2021.2.6市立図書館 日本のいわゆる「家庭料理」、みんなが当たり前のように期待してしまう食卓の風景はどのようにうまれ、かわってきたのか。「主婦」「家庭料理」といったものははじめからあったわけではなく、学校教育や雑誌、テレビなどのメディアが先に立ってたり背中を押したりして少しずつ普及した新しい考え方がいつのまにか「常識(呪い)」と化する。文明開化から始まって、昭和の入り口ラジオ放送開始にともなった最初の「家庭料理」啓発時代、戦中戦後のそれどころじゃない時期を挟んでテレビが普及する高度成長期の第二の「家庭料理」強化時代をへて、「母/妻の手料理信仰」すなわち「愛情」「栄養」「品数」「日替わり献立」「手抜きNG」といったイデオロギーといっていいほど窮屈な料理のオキテがどのように世代を超えて刷り込まれ、そしてここ数十年でそれらからの解放がどう試みられているのか俯瞰できた。 オリジナルは修士論文らしく、書籍化にあたって個人的な感想が付け加えられつつ(やや勇み足という印象を受ける部分もなくはないが)、全体としてはさまざまな資料を引用しながら時代に伴う変化を淡々と説明している。その一次資料からの引用を読むのがけっこうおもしろい(特に古いものは、本題から離れて、日本語の変化という点でも)。SNS上でも引用されて流布している代表的料理研究家のチャートも興味深い。 2004年刊行(実際の執筆は2003年ごろまで)、2013年の朝ドラ「ごちそうさん」の脚本の参考文献リストにきっと入っていたはずと確信している。21世紀の20年でさらに変わった部分(解放はかなり進んでいると思う)をいつか加筆してもらいたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
料理の本やテレビ番組での取り上げ方から、細かにその時代の 料理に関する世間の捉え方が分析されており、とても興味深く読んだ。 昔は家のことは全員でやったし、下働きの人がいたし 料理は割と簡素であった。 服も自分で縫うのが当たり前だった。 既製服は当たり前に認められているのに、未だに家庭の料理は女の仕事のままなのはどういったわけだろう。 みんなが休みの日にどうして私だけ家事労働をする必要があるの? 女性の社会進出がいけないのではなくて、男性の家事未進出がいけない という言葉に大変共感した。
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