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熱狂、恐慌、崩壊 金融恐慌の歴史
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞社 |
発売年月日 | 2004/06/10 |
JAN | 9784532350987 |
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2件のお客様レビュー
「短期金利が1%にまで低下すると、たとえば東京で1%という低金利で資金を調達し、ニューヨークで3、4%の金利で投資するといった、「キャリートレード」が行われるようになった。」 恐慌の歴史の本。ヨーロッパの事例を中心に、なにが原因でどのように終息したか書かれている。大抵の問題は、...
「短期金利が1%にまで低下すると、たとえば東京で1%という低金利で資金を調達し、ニューヨークで3、4%の金利で投資するといった、「キャリートレード」が行われるようになった。」 恐慌の歴史の本。ヨーロッパの事例を中心に、なにが原因でどのように終息したか書かれている。大抵の問題は、欲に溺れた市民が新規参入してきて、なんらかのネガティブ情報で全員が資金回収を考え出し、恐慌が起きる。そして、彼ら全員に資金が十分行き渡るという情報が広まれば恐慌は終わる。つまり、欲に駆られる、不安になる、安心する、終わり、という感じだ。 問題は、資金が十分にあるという安心感を与える存在が誰であるか、というものである。そもそも、最後の貸し手は必要なのか。最後の貸し手が現れるだろうという観測が金融業界にモラルハザードを引き起こしたのではないか。もちろん、最後の貸し手が現れなかったから、リーマンブラザーズは倒産した。しかし、その結果の恐慌を見て、アメリカは最後の貸し手を出現させ、AIGを助けた。やはり、最後の貸し手は必要なのだ。難しいのは、適切なタイミングで適切な量の供給だ。
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バブル崩壊の資料としてw 難しいけど、これが人間の営みから生まれたことだと考えれば、とても感慨深いし、おそろしい。 市場は人間の欲望を表す鏡。人間間のシンクロによって、恐慌が起きるってことです。
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