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イラク建国 「不可能な国家」の原点 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2004/04/24 |
| JAN | 9784121017444 |
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イラク建国
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イラク建国
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
歴史の複雑さと国際関係の影響を深く掘り下げた作品で、第一次世界大戦前後のドイツとイギリスの争いを背景に、イギリスの統治に至るまでの過程を主要人物を通じてドラマチックに描写しています。魅力的な人物たちの行動を通じて、イラク建国の矛盾やその背景にある歴史的な要素が浮き彫りとなり、読者に強い興味を抱かせます。作品は一度目は読み物として楽しめ、二度目は資料としても活用できるため、歴史に対する理解を深める絶好の導入書となっています。特に、イラクが自国を守るために戦う理由や、複雑な歴史的背景を知ることで、現代の国際情勢への洞察も得られる内容です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
安部重夫「イラク建国」(中公新書) 第一次世界大戦でイギリスはオスマン帝国を解体した。メソポタミアの地にハーシム王家のファイサルを招いてイラク王国を建国するにあたり尽力したのがガートルード・ベルというイギリス人女性である。本書は半ばガートルードの伝記であり、半ばイラクがなぜ統治困...
安部重夫「イラク建国」(中公新書) 第一次世界大戦でイギリスはオスマン帝国を解体した。メソポタミアの地にハーシム王家のファイサルを招いてイラク王国を建国するにあたり尽力したのがガートルード・ベルというイギリス人女性である。本書は半ばガートルードの伝記であり、半ばイラクがなぜ統治困難な国なのかの説明である。ガートルードは1837年にイギリスの富裕な家庭に生まれ、オックスフォード大で学ぶが当時のイギリスに高学歴な女性の居場所がなく、テヘランに駐在していた叔父を訪問したことから中東にはまっていく。中東ではローレンス(アラビアのロレンス)やその師の考古学者ホガースとも出会う。その頃、ドイツではウィルヘルム2世が中東進出を目指しベルリン・バクダット鉄道の建設を進める。イギリスはドイツのペルシャ湾進出を阻止すべくクウェートを保護下に置く。またロシアとの対立を解消し、イラン北部をロシア、南部をイギリスの勢力圏に分割し、またアフガニスタンをイギリス勢力圏とする。ドイツは親イスラム路線を打ち出し、イラン内での対英蜂起やアフガニスタンの反英化を目論む。そうこうするうち1914年に第一次世界大戦が始まる。 1915年、考古学者ホガースは海軍に応召しカイロにアラブ情報局を開設し、ローレンスとガートルードを呼び寄せる。彼らはアラブ人たちにオスマン帝国への叛旗を翻そうと工作に取り組む。一方で同じイギリスのインド植民地政府のハーディング総督はイランからメソポタミアに影響圏を広げようとしており対立する。ホガースはガートルードをデリーに派遣し戦略を調整する。その後、ガートルードはエジプト、メソポタミアを往来し、アラブ各勢力に楔を打つ。ローレンスはハーシム家の王子とともにオスマン帝国からパレスチナからシリアを解放する。 第一次世界大戦終了後、イギリスはアラブ人への独立の安請け合い、ユダヤ人へのパレスチナ入植の許可、フランスとの勢力圏分割など多くの矛盾した約束に苦しむ。イラクの地は当初、委任統治領としてイギリスが直接統治にあたるが相次ぐ反乱や膨れ上がる統治コストに耐えかね、アラブ人を国王に立てることを模索する。当地の高名なスンナー派法学者の息子も候補に上がるが、ガートルードはその人間性に信頼が置けず、結局はメッカの太守ハシーム家の四男ファイサルを招いて国王に招くことを提案、ローレンスやチャーチルも合意した。このようにして1921年にイラク王国は建国された。その後まもなくガートルードはイギリスに帰国するが健康を害し、睡眠薬の過量服薬で死去する。 その後のイラクは、国王の殺害、バース党政府樹立、サダムフセインの台頭、そして国家崩壊に至るが、著者は国民の半分を占めるシーア派の存在が無視されたこと、同じスンニー派でも言語や文化の異なるクルド人地域を含めたことから統治不可能な国になったのだとし、湾岸戦争後の米国もかってのイギリスの過ちを繰り返していると評価している。
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【由来】 ・阿部さんのblog 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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第一次世界大戦前後のドイツ、イギリスの争いと、 その後のイギリスによる統治に至るまでを 主要人物を軸にドラマチックに描く。 やや演出に過ぎ、どっしりとした大局観に欠く 印象を受けたが、魅力的な人物らの所業によって 建国されたイラクの矛盾は興味深い。 個々の事象や人物について、 も...
第一次世界大戦前後のドイツ、イギリスの争いと、 その後のイギリスによる統治に至るまでを 主要人物を軸にドラマチックに描く。 やや演出に過ぎ、どっしりとした大局観に欠く 印象を受けたが、魅力的な人物らの所業によって 建国されたイラクの矛盾は興味深い。 個々の事象や人物について、 もっと腰を据えて知りたいと感じさせる秀逸な導入書。
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