イラク建国 の商品レビュー
【由来】 ・阿部さんのblog 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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第一次世界大戦前後のドイツ、イギリスの争いと、 その後のイギリスによる統治に至るまでを 主要人物を軸にドラマチックに描く。 やや演出に過ぎ、どっしりとした大局観に欠く 印象を受けたが、魅力的な人物らの所業によって 建国されたイラクの矛盾は興味深い。 個々の事象や人物について、 も...
第一次世界大戦前後のドイツ、イギリスの争いと、 その後のイギリスによる統治に至るまでを 主要人物を軸にドラマチックに描く。 やや演出に過ぎ、どっしりとした大局観に欠く 印象を受けたが、魅力的な人物らの所業によって 建国されたイラクの矛盾は興味深い。 個々の事象や人物について、 もっと腰を据えて知りたいと感じさせる秀逸な導入書。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] サッダーム・フセインを放逐し、イラクに救済者として降り立ったアメリカは、民主主義という福音がこれほど無力とは思っていなかったろう。 なぜ戦後復興は泥沼に陥ったのか。 宗派や民族の対立、いびつな国土という混乱の種は、イラク誕生時すでに蒔かれていた。 一九二一年、暴発した排外運動を封じ込めようと、苦肉の民政移管でこの人工国家を生み出したガートルード・ベルの苦悩を軸に、イラクが背負う困難を照らし出す。 [ 目次 ] 第1章 東方へ!―アラビアのローレンスと「砂漠の女王」 第2章 反英蜂起―ヴァッスムスの暗号帳 第3章 それぞれの聖戦―炎上する中東の回廊 第4章 「千夜一夜の都」陥落―アラブの反乱とミス・ベル少佐 第5章 アワズの遺産―イギリスが埋め込んだ分断のDNA 第6章 イラクという空中庭園―クルド国家の挫折 第7章 「豚の国」―フィルビーの反乱 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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英国は1839年と78年、二度もアフガニスタンに攻め込んだ前科がある。 アフガニスタンは煮ても焼いても食えないしたたかな国だ。 ものすごく複雑な歴史だ。 西洋に翻弄された国家だということがわかる。 イラクが自国を守るために戦闘を起こすのはわかる。
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ニーダーマイヤーとかガートルード・ベルとかトーマス・エドワード・ロレンスとか。一度目は読み物として、二度目は資料として。
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