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アレクセイと泉のはなし
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アリス館/ |
発売年月日 | 2004/04/26 |
JAN | 9784752002741 |
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アレクセイと泉のはなし
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商品レビュー
4.5
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「その日、チェルノブイリの原子力発電所が、爆発事故を起こしたのだ。ぼくの村は一八〇キロ離れていたけれど、見えない放射能で汚され、もうここに住んではいけない、と言われた。たくさんのひとが村を離れた。でも、五五人の年寄りとぼくは村に残った。父さんと母さんは、村を出るなんて思ってもいな...
「その日、チェルノブイリの原子力発電所が、爆発事故を起こしたのだ。ぼくの村は一八〇キロ離れていたけれど、見えない放射能で汚され、もうここに住んではいけない、と言われた。たくさんのひとが村を離れた。でも、五五人の年寄りとぼくは村に残った。父さんと母さんは、村を出るなんて思ってもいない。ぼくもこの村が大好きだから、三人で今までと同じように暮らしている。チェルノブイリ原子力発電所事故の被災地ベラルーシで、今も暮らす人々を撮影した映画『アレクセイと泉』の写真絵本。」
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子ども向けに、村の美しい面に多くのスポットが当たるよう編集されている。 写真に惹かれて、この写真を手に取った子どもたちが、何年か経った後に、写真集や映画を見て、「そういえば、小さい時に絵本を見た覚えがあるな。あれはこういうことだったんだ」ってなったりするのかな。 人間が作っ...
子ども向けに、村の美しい面に多くのスポットが当たるよう編集されている。 写真に惹かれて、この写真を手に取った子どもたちが、何年か経った後に、写真集や映画を見て、「そういえば、小さい時に絵本を見た覚えがあるな。あれはこういうことだったんだ」ってなったりするのかな。 人間が作った放射能のために、完成された美しい命の営みが途絶えてしまった。この村は、もう命をつないでいくことができない。そんな悲しみに気づくのは、大きくなってからでいい。 33億年の時をかけてつながってきた命。人間もその一部でしかない。環境を守るのは大事だ。でも、人間に地球を破壊したり守ったりする力があると思うなんて、ただのうぬぼれではないかな。どんなに人間が暴走しても、地球は大丈夫な気がする。人間は駄目かもしれんけど。 人間はそろそろ生き方を変えないと、自分たちを滅ぼすかもしれないけど、いくらか他の動植物を道連れにするかもしれないけど(人間がいないと生きられなくなっている、犬とか家畜とか。人間の手入れが必要な植物とか)、地球はその後で、ゆっくり傷を癒すんじゃないの。 1986年(昭和61年)4月26日 チェルノブイリ 100年前の水だから、放射能に汚染されていない。 それなら、100年後は?2086年4月26日からは、汚染された水が湧いてくるのか。 その頃にはきっとアレクセイもいなくなっている。誰もいない、昔ブジシチェ村だったところに時々、放射能をはかりに保険局から人が来るのかな。 この泉の水から放射能が検出される頃、きっとこの村の生活を愛する人はいなくなっている。それは慰めになるのだろうか。誰のための慰めだろう。チェルノブイリの聖母かな。
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写真がとても素敵。 けれど、この村はチェルノブイリの事故で放射能に汚染されている。 なんでもない日常を切り取った写真とアレクセイの言葉から、考えさせられるものがあった。
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