釈迦に説法 新潮新書

玄侑宗久(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2004/04/15
• JAN: 9784106100666

商品レビュー

2010/05/28

　名前をみると想像で…

[文庫ＯＦＦ]

　名前をみると想像できるが著者はお坊さんである。それも禅宗のお坊さんである。本著書「釈迦に説法」は芥川賞作家でもある著者の始めてのエッセイ集である。「私にとって宗教心とは、自他のなかに眠っている無限の可能性への信頼」と告白するように、この著書の中には宗教に関する押し付けは一切なく、読みやすい。これは一神教ではない仏教の特色であろう。　「釈迦に説法」になりますが、世の中をあたりまえに、そして少し禅的に考えると、僕はこう考えますという語り口は心地いい。またところどころに織り交ぜられた仏者たちのエピソー

2019/05/15

渋柿のそのまま甘しつるし柿◆くらぶれば長し短しむつかしや◆うゐのおくやまけふこえて

著者：玄侑宗久、1956福島県三春町生、小説家・僧侶、慶應義塾大学文学部中国文学科卒

2015/08/17

玄侑宗久氏のエッセイ集。禅僧であり、作家でもある氏が「禅」の立ち位置を明確に打ち出しながら日常を語る。一休禅師がでてきたり、僧侶が長生きするワケを考察してみたり。
気楽に「禅」に振れるにはなかなか面白い本です。