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わが心のディープサウス Lands & Memory
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わが心のディープサウス Lands & Memory

ジェームス・M.バーダマン(著者), 森本豊富(訳者), スティーブガードナー(その他)

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わが心のディープサウス Lands & Memory

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 2004/09/20
JAN 9784309267814

わが心のディープサウス

¥770

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/06/15

テネシー州出身の著者がディープサウスと呼ばれる各州を回り、街と人の姿から「南部らしさ」とは何かを考えるフォトエッセイ。 ニューオーリンズから旅は始まる。バンドのいるバーに行ったり、名物を食べたり、プランテーションの名残を見物したり、伝説的なブルーズマンの墓を訪ねたり。あまり土地...

テネシー州出身の著者がディープサウスと呼ばれる各州を回り、街と人の姿から「南部らしさ」とは何かを考えるフォトエッセイ。 ニューオーリンズから旅は始まる。バンドのいるバーに行ったり、名物を食べたり、プランテーションの名残を見物したり、伝説的なブルーズマンの墓を訪ねたり。あまり土地のプロパー独自の視点を感じなかった。もう家も残っていない数十年ぶりの生まれ故郷でよそ者扱いを受けた体験を語ったあとがきが一番よかったな。

Posted by ブクログ

2012/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者は、現在は早稲田大学文学学術院で、アメリカ文化史の教鞭を取っている人物である。出身は「南部」であるテネシー州。この本は、そんな彼が南部の各州を訪れた際の“パーソナル・ジャーニー”の記録。「(読者の)みなさんを私の回想の旅へと誘いたい」というプロローグからスタートする。 冒頭にそう謳うだけあって、彼の他の著作、アメリカの社会問題や歴史、公民権運動などについて著したものとは一線を画した筆致の一冊だった。 美しい写真と共に、現地の印象や人々との会話、食べ物のことなどが生き生きと記される。それぞれの土地の歴史、といっても教科書に載るようなものではなく、町ができた経緯やそこに住む人々の生い立ちなどを交えつつ現在の様子が語られるので、臨場感があってとても面白い。 良くも悪くも、著者が子供の頃とは変わってしまった町がある。当時の面影が、色濃く残っている地域もある。この本のスタンスは勿論、後者を探すこと。学術的にどうか、ではなく、今その地に生きている人の雰囲気や時間の流れ方に重点が置かれている。 アメリカは広い。たとえ足を運んでも、100万分の一も理解はできないだろうという思いと同時に、少しだけその地の息づかいが聞こえた気がしてくる本だった。

Posted by ブクログ

2011/07/17

ディープサウスとは、メキシコ湾を囲むように位置する、ルイジアナからサウスカロライナまでの地域。アメリカ南部という言葉からは、「黒人(有色人種)差別」「性差別」「訛り」といったようなことを連想するわたしだけど、一般的にも、保守的な土地柄だとされている。 でも、じつは、わたしの好...

ディープサウスとは、メキシコ湾を囲むように位置する、ルイジアナからサウスカロライナまでの地域。アメリカ南部という言葉からは、「黒人(有色人種)差別」「性差別」「訛り」といったようなことを連想するわたしだけど、一般的にも、保守的な土地柄だとされている。 でも、じつは、わたしの好きな音楽や作家が生まれた場所は、案外、南部が多いのだ。ここ最近、南部出身の作家の著作を読んで、南部を知りたい気持ちに駆られていた。そんな時、ディープサウスを、南部出身の著者とカメラマンが綴るこの紀行本は、「南部人でなければ表現できないディテールにあふれている」などと批評されているため、読んでみた。 もしかしたら、わたしがイメージする南部の風景とは違う風景が広がっているかも…などと思ったけど、そんなことはなかった。わたしが思い描いた南部のイメージと、それほど変わらない現在の姿がそこにあった。のんびりとしていて、豊かで、ちょっと古ぼけた感じで、そして垢抜けない粗野な感じ。サックスや大太鼓などの楽器とともに写っている黒人、ストックカーでポーズを取る田舎者っぽい白人、ロブスター料理を差し出す金髪のふくよかな女性、タバスコ工場や綿花畑の労働者、ミシシッピ川。写真を見ても、ゆったりとした時間が流れている感じが伝わり、人々がのんびり話す様子が伝わってくる。とりわけ、「アメリカのメシはマズい」といわれるなか、妙においしそうに見えるケイジャン料理やクレオール料理の写真とその解説は、受け流すことができない。著者のバーダマンの説明が、また食欲をかきたてるのだ。カリフォルニアやニューヨークのような近代的な建物が立ち並ぶ町は、多くの人がイメージするアメリカではあるけど、この本を読むと、なんとなく味気なく、リアリティがないように思えてしまう。 ジャズフェスやら、ブルースのライブやら、あるのは知っている。行ってみたいと思っているのだ。でも…人種差別されたら辛いなとか、一人で行くのは危険かなとか、あれこれ考えて二の足を踏む地域でもある。いつか行けたらいいけどいつになるだろう。

Posted by ブクログ

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