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丸山真男 ある時代の肖像 ちくま新書
定価 ¥990
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2004/08/10 |
JAN | 9784480061843 |
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丸山真男
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
東西冷戦期が単純な二項対立を前提とする時代とみれば、丸山さんの考えも腑に落ちる(個人的には違う気がするが)。とはいえ、本書の四章、終章は興味深く、著者の見解も尤もと思うことが多い。本筋と離れるが、将来の検討課題として①フルシュチョフ期の「雪解け政策」が、強制収容所などの管理機構の経費増大と強制収用政策の効用性の低減、これらの経済的負担にソ連が耐えられなくなったことを原因とする点、②フランス革命の「自由・平等・博愛」の原理が、実は後付けの意味付け・解釈で、後の歴史に与えた影響も単純なものではないという点。
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[ 内容 ] 「進歩」が輝いた戦後の一時代は、丸山真男の時代でもある。 『日本政治思想史研究』によって気鋭の思想史研究者として注目された丸山は、また時論の人ともなった。 「超国家主義者」、「日本ファシズム」批判に始まる論考と発言は、進歩的論壇の流れをつくり、今も広く読者を集める。 講和問題や朝鮮戦争、ベトナム反戦や憲法九条、天皇問題などに現われる軌跡をたどり、丸山に「持続する気分」をとおして、戦後日本の夢と悔恨をふりかえる。 [ 目次 ] 第1章 先生と私(江戸との出会い;大学紛争 ほか) 第2章 思想家と思想史家―だれが一流思想家か(「一身にして二生を経る」;世代交代と二つのデモクラシー ほか) 第3章 戦争と平和―朝鮮戦争から憲法九条まで(戦後神話は死なない…;『世界』と丸山 ほか) 第4章 リベラルと反共―「反・反共主義」をめぐって(反共ということ;「反・ファシズム」と「反共国家」ソ連 ほか) 終章 天皇と美学(「天皇制」と「執拗低音」;叙勲と美学) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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水谷三公『丸山眞男 ある時代の肖像』ちくま新書、読了。戦後日本の思想史とはそのまま丸山眞男の歩みとそれに対する反応だったのではあるまいか。その奇蹟を自らの歩みと照らし合わせながら振り返る戦後日本思想史論。「尊敬するのと担ぎまわるのとは、確かに違う」。宣揚でも全否定でもなく、等身大...
水谷三公『丸山眞男 ある時代の肖像』ちくま新書、読了。戦後日本の思想史とはそのまま丸山眞男の歩みとそれに対する反応だったのではあるまいか。その奇蹟を自らの歩みと照らし合わせながら振り返る戦後日本思想史論。「尊敬するのと担ぎまわるのとは、確かに違う」。宣揚でも全否定でもなく、等身大の思考として丸山の諧謔をあぶり出す一冊。
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