日本脱出！海外分散で資産を死守せよ

太田晴雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社/
• 発売年月日: 2004/08/15
• JAN: 9784534037893

商品レビュー

2011/02/27

しまった…なんか数が合わないと思ったらこの本レビュー書いてなかった…と言うことで簡単に。

基本的に国と言うものは60～70年単位で国民の資産を略奪している。日本国の公的債務は地方債含めて100兆円を遥かに超えており、これは日本の個人資産と方を並べている。

借金を踏み倒す手段としてはデフォルトや預金封鎖が挙げられるが、どちらにせよ国民の資産「円」の価値は無くなる。

資産を一つの通貨で置いておくと言うことは余りにもリスクが経過ぎる為、少なくともドル、ユーロ、円に通貨分散し、財産はその半分以上を国外の銀行に預けておくべきである。

※ちょっと古いのでユーロが強いとか言っていますが…まぁ個人的にはG7とBRICs、更にNext11のうちでも強くなりそうな国数カ国に対して何らかの形（預金、国債、もしくは他国通貨建てファンド）で分散しておくのはかなり有効なしさんの分割手段だとは思いますが、中々資産ポートフォリオを組むのが難しい…と言うのが実際のところ。銀行はHSBC,シティ、アビーインターナショナル辺りに分散すると良いと思います。さすがに、利率や取扱ファンド、手数料、税金の関係で資産運用はあり得ない。

話に戻ります。国にはカントリーリスクが定められており、これを知ることが重要である。中国やインド、ロシアの経済成長が見て取れるので、ここらへんへの投資も忘れないようにすべき。

通貨の分散先は、ドル、ユーロ、スイスフラン、オーストラリアドル、ニュージードル、中国元、日本円、ルーブル、カナダドル、タイバーツ、金、賭していますが、現状を鑑みればここにインド、ブラジル、トルコ、インドネシアも加えて考えるべきでしょうね。

次に海外で買うファンドや債券のお話、かいがいでの銀行口座開設方法、更には日本を脱出した後に住む国の斡旋までしています。

全体的にとても親切な本ですので、もしオフショアとか考えているなら一読するといいと思います。ただやはり古いので情報も少し前世代なので、あくまで参考程度に使うといいと思います。

2006/11/19

今から約６０年前、昭和２１年２月１７日、日曜日のことだった。その日の新聞はいっせいに「けふから預金封鎖」の見出しが一面を飾った。・・・