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龍秘御天歌 文春文庫
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龍秘御天歌 文春文庫

村田喜代子(著者)

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龍秘御天歌 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2004/10/10
JAN 9784167318536

龍秘御天歌

¥495

商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2024/09/27

 村田喜代子の傑作の一つとして記憶していましたが、2024年に「ちゃわんやのはなし」というドキュメンタリー映画を見て思い出して読み直しました。  やっぱり、ボク的には傑作ですね。映画は薩摩焼の窯元でしたが、この作品は有田あたりの窯元が舞台で、秀吉の朝鮮出兵以来の歴史を背景にしてい...

 村田喜代子の傑作の一つとして記憶していましたが、2024年に「ちゃわんやのはなし」というドキュメンタリー映画を見て思い出して読み直しました。  やっぱり、ボク的には傑作ですね。映画は薩摩焼の窯元でしたが、この作品は有田あたりの窯元が舞台で、秀吉の朝鮮出兵以来の歴史を背景にしています。ある種の歴史小説と言っていいと思いますが、そのあたりがボクには好みなのでしょうね。  村田さんの描く女性、特に年寄りは面白いのですが、この作品では、まあ、何といっても、主人公百婆の描き方が俊逸です。  あれこれ、ブログにも書きました。覗いてみてくださいね(笑)。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202408020000/

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2020/06/12

慶長の役で日本に連れて来られた朝鮮人陶工の親方が亡くなった。辛島十兵衛、こと張成徹(장성철)である。夫の魂を朝鮮式の葬式で送ってあげたいと亡妻の百婆、こと朴貞玉(박정옥)が言い出したことで、役人の顔色を気にする息子たちと朝鮮式の葬式を出してやりたいと願う老人たちの騒動を描いて、無...

慶長の役で日本に連れて来られた朝鮮人陶工の親方が亡くなった。辛島十兵衛、こと張成徹(장성철)である。夫の魂を朝鮮式の葬式で送ってあげたいと亡妻の百婆、こと朴貞玉(박정옥)が言い出したことで、役人の顔色を気にする息子たちと朝鮮式の葬式を出してやりたいと願う老人たちの騒動を描いて、無理やりに日本に連れて来られ、段々と日本式の生活に染まざるを得なかった彼らの無念が心にしみる。司馬遼太郎の「故郷忘れじがたく候」という朝鮮陶工の子孫である沈寿官を描いた本があるが、この龍秘御天歌はフィクションではあるが、このような人々が沢山いたのだろうと思う。この本の題は、李朝創立の時代を歌った、漢文とハングルで書かれた「龍飛御天歌」を元にして付けられている。

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2018/12/15

お葬式というのは、伊丹さんの映画を挙げるまでもなく、最高の喜劇なのだろう。 大切な人との別離の場であるけど、残されたものの社会での足場でもある。 コミュニティの一員だから、手順やしきたりが厳密に定められているのだろう。 現代でも、そういう場での意見の違いや摩擦は起こりがちだけど...

お葬式というのは、伊丹さんの映画を挙げるまでもなく、最高の喜劇なのだろう。 大切な人との別離の場であるけど、残されたものの社会での足場でもある。 コミュニティの一員だから、手順やしきたりが厳密に定められているのだろう。 現代でも、そういう場での意見の違いや摩擦は起こりがちだけど、江戸時代に渡来人としてこの国に基盤を築いた人たちとその次の世代となると、スケールが違いすぎる。 それでも、やっぱり、喜劇かな。

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