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介護入門
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介護入門

モブ・ノリオ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2004/08/30
JAN 9784163234601

介護入門

¥110

商品レビュー

3.4

73件のお客様レビュー

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2026/02/27

⚫︎感想 「内容が文体によって介護する側の精神状態を体感させる小説」。読みやすい作品ではないけれど、その読みにくさ自体が、この作品のテーマ。 『介護入門』かなり読みづらいということでした。文体が頭の中を吐き出し続けているような書き方。 ただ、これは介護の息苦しさとか、自身への...

⚫︎感想 「内容が文体によって介護する側の精神状態を体感させる小説」。読みやすい作品ではないけれど、その読みにくさ自体が、この作品のテーマ。 『介護入門』かなり読みづらいということでした。文体が頭の中を吐き出し続けているような書き方。 ただ、これは介護の息苦しさとか、自身へのどうしようもなさを吐露したもので、この小説の醍醐味である。 同じことの繰り返し、停滞とか、逃げ場のなさが中心にあって、そこから抜け出せない感じが続く。生きていれば、少なからずだれもが感じる「生きること」自体からの抜け出せなさは、共感できるところかと思った。しかし、何事も、何も変わらないかというと、そうではない。出来事は変わらないけど、語り手の感じ方が少しずつかわる。たとえば、祖母を見る視線が、単なる負担としてだけでなく、少し厚みを持って見えてくる感じ、怒りが自分にも返ってくる感じ。そういう変化が、ストーリーの展開というより、文体の圧やリズムの変化として出している。 読みにくさが、生きづらさを表している。 そして生きづらさの中にも変化がある。 ⚫︎本概要より転載 大麻に耽りながら世間に呪詛を浴びせる「俺」は寝たきりの祖母を懸命に介護する。挑戦的でまったく新しい饒舌体で、芥川賞を受賞した

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2025/10/18

町田康や中原昌也を連想しつつ、しかし彼らとモブ・ノリオが違うかなとも思ったのはこの作品では語り手が徹頭徹尾モノローグ(独語)の中に閉じこもってしまっている印象があるということだ。うまく行かない介護についても、ミュージシャンを目指す日々のうだつの上がらなさについても、他者を取り入れ...

町田康や中原昌也を連想しつつ、しかし彼らとモブ・ノリオが違うかなとも思ったのはこの作品では語り手が徹頭徹尾モノローグ(独語)の中に閉じこもってしまっている印象があるということだ。うまく行かない介護についても、ミュージシャンを目指す日々のうだつの上がらなさについても、他者を取り入れればコミカルにはずみのついた展開になろうに、そうした「(行き詰まった主人公の思考に)風穴を開ける」他者がなかなか現れない。いや、現れていても主人公の内的独白の濃度が濃すぎて取り込まれ・呑み込まれているのかもしれない。その濃度が怖い

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2024/11/12

ラリったあんちゃんの愛しいおばあちゃんへの介護日記と言ったところか。 ラップ調で一文が長い、だから読みにくい。 ただ、この人の、おばあちゃんを家族の手の温もりで、生きた声で介護する、施設や医療従事者の冷めた世話より、おばあちゃんを生きながらえされる、と言う信念は、ただすごいなと思...

ラリったあんちゃんの愛しいおばあちゃんへの介護日記と言ったところか。 ラップ調で一文が長い、だから読みにくい。 ただ、この人の、おばあちゃんを家族の手の温もりで、生きた声で介護する、施設や医療従事者の冷めた世話より、おばあちゃんを生きながらえされる、と言う信念は、ただすごいなと思う。半年以上病院と施設にいて先々週逝った父を、私や私の家族はそこまで出来なかった事、血の通った事が出来てたのかな、と省みる。一方で、家で世話すると決め、老々介護で行き詰まると言うニュースも至るところで起こっている。この本が出た頃はそう言う状況はまだ少なかったのか?家で家族が世話すること、施設でプロに見てもらう事、どちらも介護。 医療機関や施設、機器が全部冷徹でもないが、 親戚の確執は、多くの家庭であるのだろう。身内だから言えない、ぶつけられない、だからこの本でぶちまけ、多くの人の代弁となっているのかもしれない。 しかし、漢字の勉強にはなりました。 襁褓 おむつ 噤む つぐむ 穢れる けがれる 贋 にせ 遣る やる (気を遣る) 荒む すさむ 眩暈 げんうん めまい 掬う すくう 悉く ことごとく 縋る すがる 掠れる かすれる “こんな体のまま生きるなら死んだ方が楽だろうに 悲劇の豚箱の中で人は豚になり汚臭の中で暖を取りたがる。年ですからと言う医療従事者を受け流し、どうやって祖母を自宅で連れて帰るか…“

Posted by ブクログ