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七三一部隊元少年隊員の告白 日本にも戦争があった
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新日本出版社/ |
発売年月日 | 2004/08/20 |
JAN | 9784406031028 |
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七三一部隊元少年隊員の告白
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七三一部隊元少年隊員の告白
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
今や戦争の事実さえ知…
今や戦争の事実さえ知らない世代が増えたが、これは人体実験などをした部隊の記録。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
731部隊にあった少年隊に所属した方の生々しい体験談。 どうして、この石井部隊へ志願したのかから始まり、どのように所属し、そこで何をしたのか、また、終戦時に、どのように引き上げることになるのか、などが語られている。 正直、731部隊の残虐性を語る証言はいくつか読んでいるが、敗戦後、中国・人民解放軍が「武装解除した敵は殺してはならない。人格を尊重し、侮辱、虐待を加えてはならない」との信念のもと、自分たちを蹂躙した日本兵捕虜たちを遇したということに大きな感銘を受けた。話者は元731部隊員であることを自首し、撫順戦犯管理所に収用されることになるが、そこで「日本鬼子」から「人間」に生まれ変わった、と語っている。 「元日本兵であるあなたたちが、なぜ、ここに収用されたのか。その理由を十分に考えなければならない。あなたたちが中国で何をしたか。なぜ、そのようなことをしたか。われわれば、あなたたち個人を恨み、処罰していくことを目的としてはいない。自分の犯した行為を導いたものが何であったのか、その根本を考えなさい」 ある種、哲学的であり、宗教的(儒教思想?)でもある。 でも、物事の本質を考えると、幼い頃から戦時教育を受け、従うことを強要され続けてきた人たちにとって、確かに、初めて考えることだったかもしれない(もっとも、命令・強要されたということで、実際に行ったことの罪が許されるものではないと思うが…)。 でも、筆者は、ここから「被害者の目線」で考えることを得るに至ったという。 考えさせられるのは、個としての罪は各自のものとしたとしても、国の犯した侵略と残虐の罪(他国民のみならず、自国民の命すら軽んじる)がなくなるものではなく、それは今も変わっていない。15年戦争の罪を認めることなく、反省もなく、なかったことのように知らんぷりして進んでいる日本は、今も人の命を軽視し、自分たちの利益のみに固執しているようだ。それを、どう「変えていく」かが、重要なのではないか。 いったい、当時の人たちは、それを、きちんと伝え、反省し、変えていこうとしているだろうか? 後世の私たちは、きちんと「彼らと違う道」を歩く努力をしているだろうか? ちなみに、中国が当時、このような態度で日本兵と接したことは初耳で驚きだった。今、中国は主にアメリカを敵国とし、協調なき孤立軍事国家として突き進んでいるように見える。 この当時の思想から、どのように変わってきているのか。それとも変わらないのか。考えてみたくなった。
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親も自分も戦争を知らない世代。 祖父母とは疎遠にしてきたので 戦争の話をじかにきくことはなく大きくなってしまいました。 被害者意識が日本人は強いというところには 大きくうなずけました。 日本人は残酷なことをやってきたんですよね。
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