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直立歩行 進化への鍵
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社/ |
発売年月日 | 2004/11/20 |
JAN | 9784791761487 |
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直立歩行
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
ここ数年「ナリオコトメ」ボーイ、トゥマイといった化石が発掘され、人類の進化にとって刺激的な状況が続いている。この本は、最新の成果をふまえ、人類にとって直立歩行がどういった意味を持っているか、いつごろどのようなシナリオで現れたのか、それを通じて「類人猿」と「人類」はどのように枝分...
ここ数年「ナリオコトメ」ボーイ、トゥマイといった化石が発掘され、人類の進化にとって刺激的な状況が続いている。この本は、最新の成果をふまえ、人類にとって直立歩行がどういった意味を持っているか、いつごろどのようなシナリオで現れたのか、それを通じて「類人猿」と「人類」はどのように枝分かれし、違う存在となったのかを明らかにしようとする本である。 人類はなぜ二足歩行するようになったのか? アフリカのサバンナで遠くを見渡す必要から「立ち上がった」とするサバンナ仮説から、いやいったん水中や水辺でくらしたから2本足になったのだとする説までいろいろな仮説がある。この本はサルの歩き方から慎重に書き起こして、これらの説よりもっと説得力がある説に到達していると思う。中途半端な二足歩行ではかえって生存競争上不利にならなかったのか、という疑問にもうまく答えている。 「人類の進化」という興味深いトピックについて、多くの人はまだ自分が幼い頃に目にした説のまま固定化されているのではないか。最新の学説は、より刺激的で、納得できるようになっている。興味がある人には、ぜひおすすめ。
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はじめに 赤ん坊の歩み 1 最初の一歩 2 こぶしで歩く 3 天国の歩行 4 拡張された家族 5 みんなルーシーが好き 6 何のために立つのか 7 肉を探し求めて 8 よりよい二足動物 9 スカイウォーカー
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人類の進化については、新しい化石の発見のたびに新しい論争が起こり様々な説が早いサイクルで出てきているという。 本書ではこの分野での論争の歴史や、今論議されている仮説などが詳しくわかりやすく書かれている。 私が中学の頃に習った猿人や原人の名前とその進化の順序も、今では天動説並に...
人類の進化については、新しい化石の発見のたびに新しい論争が起こり様々な説が早いサイクルで出てきているという。 本書ではこの分野での論争の歴史や、今論議されている仮説などが詳しくわかりやすく書かれている。 私が中学の頃に習った猿人や原人の名前とその進化の順序も、今では天動説並に古いものになっているらしい。 その頃の教科書には、4本足で歩く猿から徐々に立ち上がり衣服を身にまとい知的な顔をした現生人類までのイラストが載っていた。それは現生人類が究極の完成形であり、それを目指して一直線に進化してきた印象があった。でも実はそういう直線的なものではなく、それぞれの種がその時の環境に適応させていった結果として、その時点ではそれが完成形であるという。 つまり環境次第ではさらに人類は進化せざるを得ないわけだ。もしくはより適応力のある種にとって代わられる可能性もある。 (実際、我々ホモサピエンスは同時期に存在していた別の種の初期人類を駆逐して君臨したという説もあるらしい) 高い知能を得ることができたヒトの進化の過程は、動物界において特殊なものではない。食料を効率よく得るため、繁殖をしやすくするために我々の祖先がほんの少しづつチャレンジしてきたことが積み重なってできたこと。他の動植物の進化と同じように偶然の産物なのだ。 この先、人類がどういう風に進化していくんだろうか。 やっぱりブロッケン伯爵型のリムーバブル脳しかないね。(ん)
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