- 中古
- 書籍
- 書籍
カフェー考現学 大正・昭和の風俗批評と社会探訪第1巻村嶋帰之著作選集第1巻
定価 ¥6,380
3,355円 定価より3,025円(47%)おトク
獲得ポイント30P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | 内容:カフエー考現学. 歓楽の王宮カフヱー. 大阪カフエー弾圧史. 解説:近代都市文化と「大阪カフェーの東征」 永井良和著 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 柏書房/ |
発売年月日 | 2004/10/25 |
JAN | 9784760126125 |
- 書籍
- 書籍
カフェー考現学
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
カフェー考現学
¥3,355
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
『カフエー考現学』(1931年、日日書房)と『歓楽の王宮カフヱー』(1929年、文化生活研究会)のほか、雑誌『中央公論』に発表された論考「大阪カフエー弾圧史」が収録されています。 本巻に収録されている著作で著者は、大正から昭和初期にかけて華やかな都市を彩った都市文化の実態をジャ...
『カフエー考現学』(1931年、日日書房)と『歓楽の王宮カフヱー』(1929年、文化生活研究会)のほか、雑誌『中央公論』に発表された論考「大阪カフエー弾圧史」が収録されています。 本巻に収録されている著作で著者は、大正から昭和初期にかけて華やかな都市を彩った都市文化の実態をジャーナリストの視点でえがき出しています。とくに著者は、「カフェー」と呼ばれる接待をともなう飲食店と、そこに務める「女給」たちの置かれている境遇に目を向けています。 著者の取材対象となっているのは、主に大阪の道頓堀や千日前などミナミの繁華街です。著者は、関西学院大学で犯罪学とジャーナリズムの授業を担当していたこともあり、その演習としてこれらの繁華街で「考現学」的な手法にもとづくフィールド・ワークをおこなった成果も示されていて、当時の状況を知るよすべになります。また、1927年のダンスホールに対する規制強化や、1929年のカフェーの経営に対する大阪商工会議所の建議書の提出と、それにつづく規制強化についての報告も含まれています。 著者は、ジャズやダンス・ホール、カフェーといった新しい都市風俗の隆盛を、近代化の進展によって人びとが従来以上に強い刺激を求めるようになったことによるとしています。そのうえで著者は、こうした都市文化の「闇」として、女給たちの陥っている苦境に目を向け、彼女たちの苦しみを生んだ同時代の社会問題に対して鋭い批判を展開しています。こうした点で、著者自身の問題意識が濃厚に反映されてはいますが、それも含めて当時の都市文化について知ることができる内容になっています。
Posted by