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悪魔とプリン嬢 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店 |
| 発売年月日 | 2004/09/24 |
| JAN | 9784042750062 |
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悪魔とプリン嬢
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商品レビュー
3.5
37件のお客様レビュー
山奥の小さな村に訪れた異邦人。彼の仕掛けた大きな問と罠に翻弄される、プリン嬢と村の人たちの姿を通して、人の善悪を問う作品。 まあ、金(またはある種の善と言い含められるもの)のために悪を成せますか。というありがちと言えばありがちのテーマ。でも、単純な勧善懲悪ではなく、かといって悪の...
山奥の小さな村に訪れた異邦人。彼の仕掛けた大きな問と罠に翻弄される、プリン嬢と村の人たちの姿を通して、人の善悪を問う作品。 まあ、金(またはある種の善と言い含められるもの)のために悪を成せますか。というありがちと言えばありがちのテーマ。でも、単純な勧善懲悪ではなく、かといって悪の勝利を高らかに歌うものでもなく、正直そういうオチ!?という感じ。なのでカタルシスも無く、もやっとした感覚が残るのだけれど、ここら辺の感性の違いはやっぱり生まれ育った環境が異なるからなんだろうか。 結論としては人間の中には善も悪も等しく存在するってところなのかな。
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田舎町に訪れた旅人が、住民の一人を殺せば、一生豊かな生活ができるほどの金塊を譲ろうと提案する話。旅人と住民一人ひとりが、各々の内にある善と悪に耳を傾けながら葛藤するという、人間の生臭ささを描いている。舞台と設定はとてもユニークで興味をそそられたが、個人的には終わり方はあっけない感...
田舎町に訪れた旅人が、住民の一人を殺せば、一生豊かな生活ができるほどの金塊を譲ろうと提案する話。旅人と住民一人ひとりが、各々の内にある善と悪に耳を傾けながら葛藤するという、人間の生臭ささを描いている。舞台と設定はとてもユニークで興味をそそられたが、個人的には終わり方はあっけない感じを受けた。
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人間の本質は善か悪か。難しいテーマのように思えるが、設定がたくみで序盤から面白い。心の中にいる天使の輝きと悪魔のささやきに揺れる登場人物たち。信仰と犯罪、町に伝わる聖者の逸話などの間で様々な論議がかわされる。最後はうやむやにならず、明確な解答にすっきりした読後感だった。 昔のア...
人間の本質は善か悪か。難しいテーマのように思えるが、設定がたくみで序盤から面白い。心の中にいる天使の輝きと悪魔のささやきに揺れる登場人物たち。信仰と犯罪、町に伝わる聖者の逸話などの間で様々な論議がかわされる。最後はうやむやにならず、明確な解答にすっきりした読後感だった。 昔のアニメとかでよくあったアレ、 主人公がよこしまな考えを抱いたときに横から登場する、 悪魔「やっちゃえよ」 天使「ダメだよ!」 みたいなシーンを思い出しながら読んだ(笑)。
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