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「坂の上の雲」に隠された歴史の真実 明治と昭和の虚像と実像
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「坂の上の雲」に隠された歴史の真実 明治と昭和の虚像と実像

福井雄三(著者)

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「坂の上の雲」に隠された歴史の真実 明治と昭和の虚像と実像

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 主婦の友インフォス情報社/主婦の友社
発売年月日 2004/11/10
JAN 9784072440506

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2022/11/12

「福井雄三」が作近代日本を再検証した作品『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実―明治と昭和の虚像と実像』を読みました。 『坂の上の雲』は、原作を読んだことも、映像化作品を観たこともないので、どちらの主張が正しいのか判断はつきませんが、、、 同じ物事、同じ事象でも、見る角度によっ...

「福井雄三」が作近代日本を再検証した作品『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実―明治と昭和の虚像と実像』を読みました。 『坂の上の雲』は、原作を読んだことも、映像化作品を観たこともないので、どちらの主張が正しいのか判断はつきませんが、、、 同じ物事、同じ事象でも、見る角度によっては、全く違って見えるということを改めて感じた作品でしたね。 -----story------------- 「司馬遼太郎さん」の国民的名著『坂の上の雲』。 日本人に勇気を与えれくれた「司馬史観」。 でもここに大きな思い違いがありませんか。 歴史の虚像と実像を知ることで近代日本を再検証する。 <内容、章立て> 第1章・『坂の上の雲』にいまわたしたち日本人が問いかけなければならないもの    ……歴史書としての視点からの再検討が必要ではないだろうか。 第2章・『坂の上の雲』に描かれた旅順攻防戦の虚像と実像。はたして史実はどこにあったのか    ……旅順要塞攻撃を世界史的視野から鳥瞰すれば、「乃木」ほそんなに無能な将軍なのだろうか。 第3章・ユダヤ人大虐殺と『坂の上の雲』。どんなつながりがあるかおわかりだろうか    ……一見何のつながりもないように見えるが、歴史の虚構が虐殺の悲劇を生んだのである。 第4章・ノモンハン事件。「司馬氏」が果たせなかったライフワーク。この戦いの光と陰がいま逆転した    ……ノモンハンは完敗といわれているが、ソ連崩壊後の秘密文書の公開でどうやら勝ちは日本のほうに傾きつつある。 第5章・戦後の日本人の精神構造や国家像。「司馬史観」とそれはどう結びついているのか    ……明治はよかったが、昭和はダメな時代になったのか。「司馬史観」の功罪を検証する。 ----------------------- ということで、本作品は、、、 何が正しいのか?という観点ではなく、何事も多様な意見や主張があるんだよなぁ… という観点で読んでみました。  ■文庫版にあたって 日本人を今なお縛る歴史観からの解放をめざして  ■第1章 『坂の上の雲』にいま        わたしたち日本人が問いかけなければならないもの  ■第2章 『坂の上の雲』に描かれた旅順攻防戦の虚像と実像。        はたして史実はどこにあったのか  ■第3章 ユダヤ人大迫害と『坂の上の雲』。        どんなつながりがあるかおわかりだろうか  ■第4章 ノモンハン事件。司馬氏が果たせなかったライフワーク。        この戦いの光と影がいま逆転した  ■第5章 戦後の日本人の精神構造や国家像。        「司馬史観」とどう結びついているのか  ■第6章 「明治はよかったが戦前の昭和は暗黒」という史観がある。        しかし、欧米の識者は戦前の日本や極東をどう見ていたのだろうか  ■文庫本のあとがきにかえて 「司馬遼太郎」の『坂の上の雲』と、「半藤一利」の『ノモンハンの夏』に描かれていることの多くが否定されていましたね、、、 どちらの主張が正しいのかを判断するだけの知識は持ち合わせていないけど… これだけ反証するからには、それなりの根拠があるんでしょうね。 これまでに得た知識が、もしかしたら虚像だったのかも… という思いと、小説だけでなく、ニュース報道についても、正しいかどうかキチンと判断する目を養わないといけないな、、、 ということを感じさせられた一冊でしたね… でも、これだけ主張が食い違っているので、どっちの言い分が正しいのか、調べてみたくなりました。 学習意欲を沸かせてくれた作品でもあったかな。

Posted by ブクログ

2012/01/29

この本の主題は「坂の上の雲」に書かれている内容は事実と異なる部分があるというもののようですが、もともと歴史”物語”なのである程度の脚色は仕方ないと思っています。 この本には、特に第一次世界大戦後のドイツの様子が詳しく書かれていて、当時のドイツが欧州のなかでどのような位置づけに...

この本の主題は「坂の上の雲」に書かれている内容は事実と異なる部分があるというもののようですが、もともと歴史”物語”なのである程度の脚色は仕方ないと思っています。 この本には、特に第一次世界大戦後のドイツの様子が詳しく書かれていて、当時のドイツが欧州のなかでどのような位置づけにあったのか、またユダヤ人差別といえばドイツのヒットラーと思い込んでいた私ですが、どうも真実はそうではないということが詳しく書かれていて(p76)、私にとっては興味深く読めました。 この内容も以前に、日下公人氏の本の一部で呼んでいて、昔から気になっていた部分でした。第一次世界大戦後のドイツの賠償金が多いとは習いましたが、今の貨幣価値(660兆円)に直してくれていて(p62)イメージが湧きました。 以下は気になったポイントです。 ・日露戦争で日本が露に勝てた勝因は、国全体に合理主義的精神が満ち溢れていて、国家体制が柔軟だったから(p18) ・旅順攻防戦において肉弾攻撃をしたイメージがあるが、実際には、強襲法(味方の砲兵の火力で敵陣地を叩いてから、歩兵が突撃)で、第一次世界大戦では各国がこの戦法を採用したが多くの死傷者を出している(p23) ・1918年3月に締結されたブレスト条約では、ソビエト政権は、フィンランド、ポーランド、バルト地域を含む広大な領土をドイツに割譲し、60億マルクの賠償金を支払った、これは無条件降伏に近い(p51) ・第一次世界大戦は長期化するにつれて、軍需産業に向けて国民を総動員する国家総力戦になってきた、マルヌの会戦のみで日露戦争における全爆薬消費量となった(p53) ・ドイツ軍の戦法は、エリート将校が常に先頭となって部下を指揮するものであったので、彼らが殆ど戦死したり負傷してしまい、1918年6月のパリ陥落寸前が限界であった(p54) ・ドイツはロシア降伏後に、50個師団100万人を占領地に残す必要があり、連合軍の反撃に対応できなかった(p55) ・ドイツは総動員数4500万人の連合国軍を相手に、1914年8月から1918年11月まで戦い、広大な領土を占領したまま敗れた(p56) ・賠償金である320億マルクは、現在の貨幣価値にすると、660兆円になる(p62) ・ナチスのユダヤ民族大迫害は、紛れもなく中世から近世にかけての魔女狩りが形を変えて現代ヨーロッパに再現したもの(p76) ・ナチスによるユダヤ人大迫害が起きるまでは、ドイツではユダヤ人迫害は比較的少なかった、イギリス、フランス、スペイン、イタリア、ロシア、東欧諸国も、ユダヤ人に対する差別、迫害を行ってきた歴史を持つ、最大の迫害をしたのはロシア(p76) ・世界大戦の降伏の仕方で日本(第二次)とドイツ(第一次)の共通点は、敗戦時点で領土を占領したまま、自国の領土は占領されていない、相違点としては、日本では連合軍が進駐して、占領統治(社会改革、戦争裁判)をしたがドイツではされていない、ドイツが断固拒否したから(p83) ・ドイツは、科学技術力と工業生産力によって、ヨーロッパ相手に貿易を行って利益を上げる最も効率的なシステムが構築されていて、植民地は不要であった(p86) ・1927年にはドイツの生産力は大戦前の水準に回復して、29年にははるかに凌駕した(p87) ・ナチスの政策によって国民生活は驚異的な向上をした、経済建設は進み、産業界は合理化され、労働者の完全雇用も達成された(p95) ・ノモンハン事件における死傷者は、ソ連:2.55万人、日本:1.74万人であり、ソ連のデータには同盟軍のモンゴル軍の死傷者は含まれない、8月20日(2ヶ月経過)までは、3万に満たない日本軍は、23万のソ連軍を相手に戦っていた(p133) ・ソ連軍では、背後に督戦隊が控えていて敗走してくる味方の兵士を射殺したり、焼き殺したりしていた、小銃弾は専門の狙撃兵以外は持たせなかった、これはチンギスハーンが征服した地域住民を最下層の兵として最前線で戦わせる戦法と同一(p138) ・戦力二乗の法則(2倍の兵数の敵を相手にする場合、実質的な戦力差はその二乗の4倍)によれば、ノモンハンでは日本軍は10倍の相手であったと考えると適用不可(p144) ・ヨーロッパの王国では、革命や敗戦があると、国王が外国へ亡命するのは常識、唯一の例外は日本の天皇か(p169、172) ・日本は不平等条約を改正するのに半世紀の努力をしたが、中国は1920年代に「革命外交」により、一方的な宣言によって日清戦争以降の条約を破棄した(p218)

Posted by ブクログ

2011/07/22

「司馬遼太郎さん、名著をありがとう。でも、思い違いがありませんか」まさにこの本の帯にある通りの内容。 司馬氏の著書によって、日本と日本人について改めて思い直す、見直す日本人は決して少なくないはず。私もその一人だが、それでも司馬氏は昭和、特に2次大戦での軍部の暴走という形で、この時...

「司馬遼太郎さん、名著をありがとう。でも、思い違いがありませんか」まさにこの本の帯にある通りの内容。 司馬氏の著書によって、日本と日本人について改めて思い直す、見直す日本人は決して少なくないはず。私もその一人だが、それでも司馬氏は昭和、特に2次大戦での軍部の暴走という形で、この時代だけは否定的であるが、そうじゃないんじゃないですか?という内容。ナショナリズムという簡単、あるいは軽い表現では表しきれない、「日本人であること」「日本を想うこと」についてさらに考えさせられる。

Posted by ブクログ

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