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世界の大学危機 新しい大学像を求めて 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2004/09/25 |
JAN | 9784121017642 |
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世界の大学危機
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
扱われているデータは古めですが、日本以外の大学、特にアメリカとヨーロッパの歴史が紐解かれています。 エリート層の養成としての要素が強いヨーロッパの問題点なども挙げられています。
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2004年刊行。米英独仏の大学(類似の高等教育を含む)の史的展開・現況を解説し、大学の将来像を論じたもの。各国の大学制度の史的展開は、コンパクトにまとまっており全体を俯瞰するには有益。仏につき①大学は無償、学生の政治集団化、マンモス化、国費をかけない点に特徴。②エリートとしてのグランゼコール生は国家公務員。独につき①ベルリン大学は近代大学の嚆矢、②ナチ政権が独大学のレベルを下げた(権力による高等教育干渉の危険性)。英につき①授業料後払い制度(卒業後に一定所得に達したら所得に応じて学費を払う)はトリビア。
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大学は何のためにあるのか?考えさせられる。高度教育、研究をするところは、大学院が主流になっているようだ。就職のために、卒業証書が必要なのが現状だが、経済が低迷している現在は、卒後の就職は厳しい。学ぶことをビジネスとして請け負う姿勢が今後の姿となってほしい。 イギリス、オクスフォー...
大学は何のためにあるのか?考えさせられる。高度教育、研究をするところは、大学院が主流になっているようだ。就職のために、卒業証書が必要なのが現状だが、経済が低迷している現在は、卒後の就職は厳しい。学ぶことをビジネスとして請け負う姿勢が今後の姿となってほしい。 イギリス、オクスフォード、ケンブリッジ、カレッジは教育と宿舎が、一環、大学は独自の経営で維持する。大学の社会的位置は変わらない。新大学制度、教育費は税金から出ている。 ドイツ、研究成果は世界的にトップレベルにあったが第2次大戦で、アメリカに移った。大学院の発想の源。 フランス、制度が2つある。大学とグランセコール。大学は一般入学が可能、学費も安い、高率で就職できないため、とりあえず、大学に行くか。グランセコール、選抜あり、英知を集める。卒業後は上級職種に就く。国家職員で給与あり。 アメリカ、ジョンホプキンス大学で大学院ができる。高額寄付者には、学位を与えていた。学位認定基準を信頼性評価機関が受け持っている。 大学入学の機会は平等に与えられている。入学者は多くなっているが、社会の格差是正にはつながらない。上位大学に入学すれば、上位職に就けるが、入学は困難。イギリスでは義務教育終了後、テストをして、成績を残す。 学校化社会。~18歳まで、教育は当たり前となっている。さらに大学進学も当たり前の時代となってきた。親の世代は、教育を善いことと考える。現実は、中卒高卒者には、就職を希望しても、社会は受け入れてはくれない。「就職できないための、セカンドチョイスとしての大学」「労働の代替物としての学習」、新卒は採用せず、終身雇用もなくなった。雇用システムの変化で、教育訓練システムを変えなければならない。 ジェントルマンとして教養を磨く、専門研究者を養成する。働きながら学ぶ、学びながら働くというデュアルシステムが必要基礎学力は必要だが、コミュニケーション、問題解決、倫理等の能力は身に着けること。 大学という名、本質は何か?何を学びたいのか、社会のニーズ、職業スキルを教えてもよいのではないか? 1ある年齢以上であれば 2夜間、週末、遠隔、ライフスタイル 3短期集中型 4安価で供給 5臨機応変に対応できる仕組み
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