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図書館の水脈 ダ・ヴィンチ・ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | メディアファクトリー |
発売年月日 | 2004/04/05 |
JAN | 9784840110686 |
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図書館の水脈
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商品レビュー
3.4
27件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
竹内さんの図書館シリーズを検索してて見つけ出した本。ちなみにいつも利用する図書館では、書庫の中に眠っていた。 途中、いろいろな本が話題になるもので、それらを知らずに読んでても大丈夫かとちょっと心配したが、とりあえず知らなくても読めた。村上春樹の『海辺のカフカ』が一つ大事なモチーフになっているので、せっかくだからこれから読んでみようかと思っている。 その『海辺のカフカ』をめぐって、二組の読者が登場する。中年の作家と若い男女だ。 別々の世界にいた二組が・・というと大げさだけど、交互に描かれていた世界が、この村上作品をきっかけにある場所で出会うことになる。 この中年の作家は作者本人を彷彿とさせるが、この時期まだこの作家さんよりむしろ若者たちの方に年齢が近いはず。年齢的には今がちょうどその年代になられてるくらい??と思ってしまう。ちなみに登場する作家さんの作品として紹介されている『オアシス』は、この作者さんの実際の既刊本。(私は未読) そしてまさか・・と思ったら、若者はやっぱり『カレーライフ』のあの子だったのね?!(ほかの方のレビューにあった。)双子の兄弟の行き先が微妙に違っていたような気がするけど、まあ目くじら立てるほどのことでもなし。 実在する書名は、巻末に一覧が載っている。にもかかわらず、架空の作者と本が登場して、うっかり実存するのかと、途中、手元のスマホで検索してしまった。そういうのも終盤でいろいろ明らかになるのだけど。 トンデモ本の記述を読んでいて、ああこれって、Youtube見てたらよく宣伝に上がってくる類の本もそうだよな・・と思った。この作品が出版されたころはまだYoutubeは普及してなかったんじゃないかと思うけど、こういったトンデモ本は脈々と出され続けてるんだろう。今はもうあまり図書館には収蔵されていないかもしれないけど。 『カレーライフ』の時ほどではなかったけど、途中出てくる食事が美味しそうで、食欲が刺激された。浜松の鰻、香川のうどん・・。 書庫の中で眠らせておくにはちょっともったいない気がする。
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初期の竹内作品から比べると、随分読みやすくなっているなぁ、と、まずはそこに感心した。粗忽拳銃あたりの作品は、薀蓄部分が面白いのだけど、なんとも固い読み応えで、咀嚼に時間と手間がかかって(そこが楽しみでもああったのだが)いたんだが、そういう歯ごたえをかなり抑えた仕上がりになっているなぁ、と感じたのである。 村上春樹をリスペクトしまくった、村上春樹ファンだけをターゲットにしたような小説である。竹内作品らしく村上春樹薀蓄が(さりげなく、しかし随所にきっちりと)ちりばめられているので、ファンにはたまらんのだろう。 残念ながら、熱心な春樹ファンはない俺にとっては、この作品の魅力は多分半分も分かっていないと思う。俺の身の回りの村上春樹ファンって合わない人が多かったので、敬遠してたのだけど、そういう食わず嫌いは損しているのかも。 小説じゃないマラソン系の本は面白かったのだし、喰わず嫌いを止めて読んでみようかな…徳富蘆花とか芦原すなおとかドン・キホーテなんかもきちんと読み直してと、思わせるんだから、竹内さんやっぱエエ小説を書いているんだよ。
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なんか、とても清々しい気持ちにさせてくれる本でした。 「海辺のカフカ」を読むカップルと、昔図書館に泊った事がある中年男性の話が並行してあって、途中でそれが繋がる喜び。 四国で出会うんだけど、そこでもいろんな繋がりがあって、本の話題や作家の話でみんなが1つになれるっていいなって...
なんか、とても清々しい気持ちにさせてくれる本でした。 「海辺のカフカ」を読むカップルと、昔図書館に泊った事がある中年男性の話が並行してあって、途中でそれが繋がる喜び。 四国で出会うんだけど、そこでもいろんな繋がりがあって、本の話題や作家の話でみんなが1つになれるっていいなって思いました。 素敵な本に出会えたな~
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