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霧けむる王国
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霧けむる王国

ジェインジェイクマン(著者), 長野きよみ(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2004/02/25
JAN 9784105440015

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2012/08/25

著者のジェイン・ジェイクマンは、オックスフォード在住の美術史の博士号を持つフリーランスのジャーナリスト兼作家である。 1899年から1901年の間、画家のクロード・モネは、ロンドンに滞在した。 この事実に、架空の猟奇殺人事件を絡めてサスペンス仕立てにしたのが本書である。 モネ...

著者のジェイン・ジェイクマンは、オックスフォード在住の美術史の博士号を持つフリーランスのジャーナリスト兼作家である。 1899年から1901年の間、画家のクロード・モネは、ロンドンに滞在した。 この事実に、架空の猟奇殺人事件を絡めてサスペンス仕立てにしたのが本書である。 モネ、モネの次男のミシェル、若き外交官、その両親、妹、刑事、不妊に悩むその妻、ミシェルと外交官を恋の虜にする女性、切り裂きジャックを想起させる外科医の男、殺されていく女たち、ホテルの従業員などなど、 登場人物は多い方の小説で、場面も時代背景も真実も虚構もパタっパタっと入れ替わる。 文体は難解ではないので読み辛いということはないのだが、ダン・ブラウンやフレデリック・フォーサイスのようなキレに欠ける。 モネの人物像、滞在したホテルでの様子。人生に関する回顧などは、真実味が強いだけに、フィクションの融合は簡単ではないが、ロンドンに滞在中のモネと猟奇事件を合体させるという発想は非常に面白い。 この小説で、モネは、前妻またはその死を多く振り返る。 そのあたりは、美術史に詳しい著者の本領が十二分に発揮されていると思う。 モネの絵画12点がカラーで収録されている。

Posted by ブクログ

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