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私は私になっていく 痴呆とダンスを
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | クリエイツかもがわ/かもがわ出版 |
発売年月日 | 2004/11/15 |
JAN | 9784902244274 |
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私は私になっていく
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
最初は自分自身を重ねあわせて読んでいた。ちょっとだけ似ているところがあったので、自分も気をつけなければと思った。この本の構成は分かり易い。①総論的に自分の症状や今までの経緯が分かり易く紹介されている。②痴ほう症を詳細にとらえた内容を自分にあてはめ説明されている。③患者として(恐ら...
最初は自分自身を重ねあわせて読んでいた。ちょっとだけ似ているところがあったので、自分も気をつけなければと思った。この本の構成は分かり易い。①総論的に自分の症状や今までの経緯が分かり易く紹介されている。②痴ほう症を詳細にとらえた内容を自分にあてはめ説明されている。③患者として(恐らく同じ症状の患者の代弁として)自分がしてほしい事の記述。④そして結論として自分のアイデンティティをどのように解釈し、保持して行けばよいのかを説明している。途中で私は自分のことより、癌を患う兄との関係を考えながら読んでいた。 病気は違えども、本人がその現実を乗り越える姿勢にそれほど変わりはないものと思われたが、細部に関しては、やはり身近にそのような身内がいないと中々実感がわかないというのが正直なところか。 しかし、意味するところは、介護者は患者の目線に立ってその病気に寄り添う事。介護者は介護するという態度ではなく、パートナーとして、患者を自分のこととして受け止め、寛容で、辛抱強く支えるという事が大切であり、そうすることが、患者と介護者の双方にとって良い状態になることを教えられた。 はたして私はそうしているだろうか?と自分に問いかけると、ある時は親切の押し売りや患者の声に耳を傾けなかったりしていたようにも思える。 著者が言うように、患者は自分が自分の人生の主役になるべきで、それは周りの人間に何か役立つことをかって出ることにあるようだ。そして、その患者の勇気と好意に答えるためには、介護者は患者に対して特別視しないことが必要であると思う。
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認知症の本人が書いた作品ということで興味を持ち手に取りました。 全人的な看護という視点の中でいまいちつかみにくかった、霊的という部分を著者の体験談を読んでいく中で少し理解したような気がします。 でもやはり、クリスチャンのように信仰する宗教が確立されていない人が多い日本ではつかみに...
認知症の本人が書いた作品ということで興味を持ち手に取りました。 全人的な看護という視点の中でいまいちつかみにくかった、霊的という部分を著者の体験談を読んでいく中で少し理解したような気がします。 でもやはり、クリスチャンのように信仰する宗教が確立されていない人が多い日本ではつかみにくいものかもしれません。 本題は認知症というものは多くの病気のうちの一つであって、それによってアイデンティティーを奪われることがあってはいけない、 「認知症」という人は存在しないのだ、というところでしょうか。 この内容を認知機能が低下していっている中で書いたのかと思うとすごいとしか思えないのですが、 ところどころ同じような表現が続いたりするところにやはり症状の徴候が見られるのでしょうか。 老年の実習に行く前に一読しておけばよかったと思います。
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私は誰になっていくの?の続編です。認知症の方々がどれほど不安と恐れをもって生きているのかが伝わってきます。
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