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池田晶子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2004/02/10
JAN 9784062121637

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商品レビュー

4.2

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2022/03/18

『14歳からの哲学』の著者池田晶子氏が、書かれた本。 哲学的な論理展開で、正直やや読みにくい文章という印象だ。だが、どの項目もそれぞれの本質そのものを言い得ているようで奥が深い。印象に残ったのは12「歴史」。 なぜ歴史を学ぶのか、歴史を知ることの意義を考えさせられる。余韻の残る文...

『14歳からの哲学』の著者池田晶子氏が、書かれた本。 哲学的な論理展開で、正直やや読みにくい文章という印象だ。だが、どの項目もそれぞれの本質そのものを言い得ているようで奥が深い。印象に残ったのは12「歴史」。 なぜ歴史を学ぶのか、歴史を知ることの意義を考えさせられる。余韻の残る文章とはこうしたものをいうのであろうか。46歳という若さで急逝された筆者の人生とも合わせて感慨深いものがある。

Posted by ブクログ

2015/11/10

おいでませ、池田某。 帯は人生を考えるだが、おそらく池田的には「人生が考える」と言った方が正確なような気がする。 この池田という人間は、いわゆる哲学者という人種ができない「生きる・死ぬ」ということばをもって考えることをしたというところに文体がある。有無とか自他とかそういうことばで...

おいでませ、池田某。 帯は人生を考えるだが、おそらく池田的には「人生が考える」と言った方が正確なような気がする。 この池田という人間は、いわゆる哲学者という人種ができない「生きる・死ぬ」ということばをもって考えることをしたというところに文体がある。有無とか自他とかそういうことばでなく生死。誰だって生きているのだから、これほど共通したものは他にない。これを常識と呼んで差支えないだろう。だけどこの生きるってことにどれほど驚きと自覚を持って生きているか。その本質的で根源的な驚きを持たぬから迷うし悩む。「人を騙して金儲けして何が悪い」だなんて居直れる。池田は自身は小林そのものだと言っているが、これが池田の限界であり、小林にはできなかったことだ。だから、自分が小林自身だと言うのは少し語弊がある。やっぱり、池田は池田なのだ。池田には、本を開くだけでわっと迫る精神の動きがある。好奇心の塊に近い。しかし、小林ほど静かな落ち着いた人間の拡がりはない。小林が紡ぐことばは読めば読むほど深く落ちていく。気付いたら考えている。池田が発することばは、一度入ったらそれっきり、もう考えずにはいられない。それはまるで嵐。だから時に恋しくなる。 批判とか、批評ということばを小林ほど覚悟をもって行うひとはいるのか。批評は、書くことは何でも否定するとか内容が分からないからだめだとかそういうゴミを投げつけることではない。そのひとがそのひとでしかない、このことに驚き、また、そのひとがそのひとでしかあれなかった人間の限界を示すことだ。「わかる小林」あんなのまやかしだ。わからないからこそ、小林はそのひとに触れ批評するのだ。 最近池田の本にも「池田のありがたいことば集」みたいな風にして出版されたものがあるが、池田が生きていたらこの仕事は断っていたと思う。池田にはそういう宗教の警句みたいなことはできないから。池田が書いたことばは書いたそのことばの向こうにいることばの尽きる精神を掴むからこそ「在り難い」のであって、何でもかんでも神棚みたいに拝んだり聖書みたいに都合のいいように引用するものでは決してない。それができるのはそれこそ、詩人や小説家の力なのだから。 あなたが死んでもう何年になるでしょうか。あいかわらず眠ったままの精神が多いままです。繁栄こそ平和だと豪語する国の首相、客観的な歴史の認識ができると思ってるマスコミ。知ったつもりになって解釈を行い続ける教育者。あなたの成しえたものが何て無力だったか。プラトンもきっと同じように感じながら書いていたことと思います。最近ではあなたのすばらしいことばをまとめて出版するということもなされています。なんだか吹き出してしまいます。たかだが学生の若造にすぎませんが、あなたのことばを誰よりも感じられる人間だと自負しております。こうやって大海に落ちた一滴が自分とともにあることを思うと、書くという行為もまんざらでもないですね。そんな風に思えるまでに自分も年齢を重ねていければと思う次第であります。また少し、あなたとは距離を置いて考えていきます。次出逢う時までさようなら。

Posted by ブクログ

2013/06/12

とても読み応えのある作品です。1章読み終わるごとに、少し時間をおいて考えてしまいました。小林秀雄さんの方も読んでみたくなります。

Posted by ブクログ

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