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スペシャリストの帽子 ハヤカワ文庫FT
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スペシャリストの帽子 ハヤカワ文庫FT

ケリー・リンク(著者), 金子ゆき子(訳者), 佐田千織(訳者)

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スペシャリストの帽子 ハヤカワ文庫FT

定価 ¥924

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商品詳細

内容紹介 内容:カーネーション、リリー、リリー、ローズ. 黒犬の背に水. スペシャリストの帽子. 飛行訓練. 雪の女王と旅して. 人間消滅. 生存者の舞踏会,あるいはドナー・パーティー. 靴と結婚. 私の友人はたいていの三分の二が水でできている. ルイーズのゴースト. 少女探偵
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2004/02/29
JAN 9784150203580

スペシャリストの帽子

¥715

商品レビュー

3.5

12件のお客様レビュー

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2024/05/20

スペシャリストの帽子 いわゆる幻想小説です。多くの賞を取っているので興味があって手に取りましたが、ほとんど詩の世界だと思いました。もう少しストーリー性があると思っていたので、ちょっとがっかりです。 時間もなかったので、途中で断念してしまいました。私としてはほんとうに珍しいくら...

スペシャリストの帽子 いわゆる幻想小説です。多くの賞を取っているので興味があって手に取りましたが、ほとんど詩の世界だと思いました。もう少しストーリー性があると思っていたので、ちょっとがっかりです。 時間もなかったので、途中で断念してしまいました。私としてはほんとうに珍しいくらい肌に合わない作品でした。 きっと、英文のもとの文章は韻を踏んでいたりして美しい文章なんだろうなあと想像していますが。 竹蔵

Posted by ブクログ

2022/08/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

裏表紙の解説から引用すると、「米ファンタジイ界最注目作家が軽妙なユーモアにのせて贈る第一短編集」とのことなのだが、ここまで意味の分からない、それなりに理解できるオチが待っているわけでもない小説を読んだのは、過去30年の読書歴を振り返ってみても記憶になく、かなり戸惑った読書体験となった。というか、もう中盤以降は1ページ30秒ぐらいで読み飛ばしていった。読み飛ばしてもじっくり読んでも、結局、読後感は変わらないということに途中で気づいたので。 いみじくも巻末の解説で、この「奇妙な読書体験、読後感」の原因が、こちらは解説らしくしっかりと明瞭な言葉で分析されている。 解説しているアメリカ文学者の柴田元幸氏によると、「言ってみれば、どこかで聞いたり見たり読んだりした、おとぎばなし、恐怖映画、少年少女小説等々の断片を頭のなかで混ぜあわせて、そこからどんどん妄想を膨らませていった結果が作品になっているような感じ」(P.453)で、そのため「ケリー・リンクを一読して「何だかよくわからないなあ」と思っても落胆することはありません。この訳のわからなさは、夢のわからなさです」(P.454)と続けてくれることで、ようやく救われた気持ちになる。そうか、自分はこの著者の空想、妄想、夢物語に付き合わされただけなんだな、ということで納得できる。 とはいえ、そういった読書体験をしたいと思うか、そういった読書に時間を費やしたいと思うかというと、これは個人により考え方に差があるわけで。 自分は、最後に向けて伏線が回収されていったり、何気ないところにオチに向けた大きなヒントが隠されていたりするミステリーや推理小説が好きなので、この手の小説は全く趣味に合わず、評価は星2にした。曖昧模糊とした五里霧中の世界に没入して、現世から隔離されるような読書体験をしたい人なら、きっと楽しめるジャンルなのだろう。

Posted by ブクログ

2021/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目次 ・カーネーション、リリー、リリー、ローズ ・黒犬の背に水 ・スペシャリストの帽子 ・飛行訓練 ・雪の女王と旅して ・人間消滅 ・生存者の舞踏会、あるいはドナー・パーティー ・靴と結婚 ・私の友人はたいてい三分の二が水でできている ・ルイーズのゴースト ・少女探偵 これは! 読者を選ぶ本だと思う。 ファンタジーにもほどがあるというか、ストーリーと言えるストーリーはほぼない。 つまり、起承転結が。 読後感は、ほぼ悪い。または、置いてきぼり。 何をどう解釈しようと思っても私の力量では無理なので、ただそのまま受け入れることにした。 ただ、いくつかの作品は通奏低音として童話や児童文学が使われていて、それが面白かったな。 少女が魔法にかけられた王子を助けるため、艱難辛苦を乗り越えるような童話が多いけど、王子はそれほどの苦労をしてまで助けるほどの人間?という雪の女王の問いには、改めて目から鱗が落ちる気がした。 たしかにディズニーに出てくる王子はあからさまに馬鹿っぽいよね。 最初はホラー系ファンタジーなのかなと思って読んでいたのだけれど、怖かったのはいろいろと正体不明のせいだと思った。 わけがわからないものは恐ろしい。 わからないなりに受け入れると、それほど怖くはなくなった。 つまり、拒絶すればするほど怖いのかもしれない。 初めてのタイプの作家でした。

Posted by ブクログ

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