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パンク侍、斬られて候
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | マガジンハウス/ |
発売年月日 | 2004/03/18 |
JAN | 9784838714902 |
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商品レビュー
4
48件のお客様レビュー
京山幸太の浪曲を聴いて、面白かったので、その原作だと言うので読んだ。設定は面白く、饒舌な一人語りが長々と続くスタイルも魅力的なのだが、終盤に至って、話をまとめられないと言う欠点が露わになる。浪曲だと、良いところで、ちょうど時間となりました、と言って、話をぶった斬って終えることがで...
京山幸太の浪曲を聴いて、面白かったので、その原作だと言うので読んだ。設定は面白く、饒舌な一人語りが長々と続くスタイルも魅力的なのだが、終盤に至って、話をまとめられないと言う欠点が露わになる。浪曲だと、良いところで、ちょうど時間となりました、と言って、話をぶった斬って終えることができる。現に私が聴いた浪曲でも、途中で終えていたのだが、小説ではそれが出来ないという不幸。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
50ページまで読んで自分には合わない小説だと思い、あとはパラパラ読み飛ばして最後の20ページだけ読んた。 架空の黒和藩を舞台に、牢人侍の十之進が主役の時代小説。だけど登場人物はみんな現代風の会話をし、当時の人が使わなかったであろうオノマトペ表現も多様される。また、現代の文化や風習・慣習も時代を超越して盛り込まれつつ話が進む。 そういう斬新さ・ポップさが評価されているのかとは思う。 飛ばし読みと、他の人のレビューを読んで大まかなストーリーは知れた。 腹ふり党により藩がわちゃわちゃし、十之進は序盤の盲目の娘に敵討ちされて死ぬ。その間のいたるところで、摩訶不思議でシュールな事象が起こる、そんな感じ。 こういう一癖ある小説の良さが理解できる俺カッコいい、みたいな虚栄心は歳と共になくなり、今の自分は、読みやすく、納得や感動がしやすい、エンタメとして作られていて読後感が良い小説をシンプルに求めている。最後まで摩訶不思議なこの小説は、以前読んだ森見さんの「太陽の塔」と同じく、シュールさにイライラしながら読み進めて最後まで読み終わっても「で?」と拍子抜けするだけだろうし、自分には合わないと思い断念した。 あと、序盤を読む限り、人物同士の掛け合いがしつこめだったり、一旦語り出すと長々と愚痴る場面が多く、もうちょっとテンポ良くストーリーを読み進めたい自分のリズムと合わなかった感もあった。
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堪能しました町田節。疾走する文体とライブ感。劇画やスプラッター映画をも連想させるシーンの数々。この語感が癖になるのが解せる。映画もみてみたい。 追記、浪曲になるという噂を聞きつけ、馳せ参じ仕る。
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