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孔雀の羽の目がみてる
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 白水社/ |
発売年月日 | 2004/09/10 |
JAN | 9784560049952 |
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商品レビュー
4.7
5件のお客様レビュー
処女エッセイ集だというが、この段階で既に蜂飼耳は完成していたのかな、と失礼なことを考えてしまった。それくらいスキがなく巧いエッセイ集だ。逆に言えば達者過ぎるせいでこちらにしつこく余韻を残さないきらいがある(堀江敏幸にそのあたりでは似ていると思う)。本をこよなく愛する書き手が書いた...
処女エッセイ集だというが、この段階で既に蜂飼耳は完成していたのかな、と失礼なことを考えてしまった。それくらいスキがなく巧いエッセイ集だ。逆に言えば達者過ぎるせいでこちらにしつこく余韻を残さないきらいがある(堀江敏幸にそのあたりでは似ていると思う)。本をこよなく愛する書き手が書いた、賢いエッセイ集だと思わされる。蜂飼耳の視点はあくまでミクロ/細部に向けられる。大上段に構えるところがなく、日常の些事や書かれた書物の一節を引いて色々と思考は巡らされる。このエッセイ集、そろそろ白水Uブックスにならないものだろうか
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ほとんどが読みやすい短いエッセイなのだが、ときどき「えっ?」と立ち止まってしまう箇所があって、そこがものすごく魅力的。 飛躍、たゆたい、旋回。かんたんに理解や感情移入をさせてくれない細部の違和感。全体の印象の、不思議な重たさ。 普通の顔をした変な生き物のような本だ。詩もぜひ読んで...
ほとんどが読みやすい短いエッセイなのだが、ときどき「えっ?」と立ち止まってしまう箇所があって、そこがものすごく魅力的。 飛躍、たゆたい、旋回。かんたんに理解や感情移入をさせてくれない細部の違和感。全体の印象の、不思議な重たさ。 普通の顔をした変な生き物のような本だ。詩もぜひ読んでみたいと思わせる。
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北見葉胡さんとの絵本『おやゆびひめ』といい、 宇野亜喜良さんとの『エスカルゴの夜明け』といい、 最近なにかと目にする機会が多い、蜂飼耳さんの名前。 これはなにか縁があるのでは、と勝手に思いながら、 装幀の見本にもなるしと買った『孔雀の羽の目がみてる』。 装幀は、菊池信義さん。 ...
北見葉胡さんとの絵本『おやゆびひめ』といい、 宇野亜喜良さんとの『エスカルゴの夜明け』といい、 最近なにかと目にする機会が多い、蜂飼耳さんの名前。 これはなにか縁があるのでは、と勝手に思いながら、 装幀の見本にもなるしと買った『孔雀の羽の目がみてる』。 装幀は、菊池信義さん。 チリがたくさんとってあるのですが、恥ずかしながら私、 つい先だってまで、この「チリ」という言葉を知りませんでした ・・・だ、だって雑誌にチリなんてないんだもん! 「見返しってどこですか? それは表2表3とは違うんですか?」 に続く、久々の「わからない書籍用語」でした。
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