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文学的商品学
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文学的商品学

斎藤美奈子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店/
発売年月日 2004/02/23
JAN 9784314009584

文学的商品学

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商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2018/01/08

 文学をストーリーやテーマに沿って読むという行為から解き放ち、描かれたモノを取り上げてそこにどれだけの情報(著者が意図したものか、意図せざるものかにかかわらず)が込められているのかを複数作品にわたって読み込む。さすが斎藤美奈子というか、意地悪で鋭い指摘の数々が実にたのしい。小見出...

 文学をストーリーやテーマに沿って読むという行為から解き放ち、描かれたモノを取り上げてそこにどれだけの情報(著者が意図したものか、意図せざるものかにかかわらず)が込められているのかを複数作品にわたって読み込む。さすが斎藤美奈子というか、意地悪で鋭い指摘の数々が実にたのしい。小見出しがそのまま名言レベルの完成度。第一章「アパレル泣かせの青春小説」から引いていわく〈一人称小説で描かれるのは「非日常的な服」だけである〉〈他人の衣服に目がいくのは語り手がドキドキしたときだけである〉〈青春小説の衣装は「脱ぐ/脱がせる」ためにある〉。「広告代理店式カタログ小説」は〈一人一品〉の物語でその究極は「女のカタログ」であると決めつける。「いかす! バンド文学」において、文学がどこから実際に「音を出し始めた」のかを考察する。〈オートバイは人格をもった登場人物の一人である〉(『キノの旅』まで射程に入っている、当然)。わはは。たとえ断片で「ああ、思ったことある」と思っても、それを実例重ねてだめ押しまでできるってのは、やっぱりすごいな。

Posted by ブクログ

2015/11/02

 『文学的商品学』『物は言いよう』『誤読日記』『それってどうなの主義』斉藤美奈子四連発−どれも著者らしく切れ味鋭く、鋭さ故に笑えもする。ほとんどが連載やらどこかのコラムなどで書いたものをまとめたものだったので、一つ一つが短く歯切れが良く軽く読める。が、このテンポのものを4冊続けて...

 『文学的商品学』『物は言いよう』『誤読日記』『それってどうなの主義』斉藤美奈子四連発−どれも著者らしく切れ味鋭く、鋭さ故に笑えもする。ほとんどが連載やらどこかのコラムなどで書いたものをまとめたものだったので、一つ一つが短く歯切れが良く軽く読める。が、このテンポのものを4冊続けて読むと結構満腹な感じ(笑)次に斉藤美奈子を読むなら、『妊娠小説』とか『文壇アイドル論』系のじっくり腰落ち着けて読めるものにしたいなぁ。斉藤美奈子の買い置き分終了〜(^^)

Posted by ブクログ

2015/05/30

誰かがレビューで「文学批評芸人」とか言っていたが、けだし正鵠射た表現である。心から笑える文章をひねり出す作家は、もはやこの先生をおいて他にいないのではないか?アイテムやロケーションの「くくり」による評論は企画自体も目新しいが、なにせ乗りに乗ってニヤニヤしながら筆を進めているさまが...

誰かがレビューで「文学批評芸人」とか言っていたが、けだし正鵠射た表現である。心から笑える文章をひねり出す作家は、もはやこの先生をおいて他にいないのではないか?アイテムやロケーションの「くくり」による評論は企画自体も目新しいが、なにせ乗りに乗ってニヤニヤしながら筆を進めているさまが目に浮かぶような愉しさがある。そうか、「くくり」という言葉から気づいたが、この形式は「アメトーク」だ。それの文芸評論版だ。さながら先生は司会ということで、やはり芸人だということなのだな。

Posted by ブクログ

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