休むために働くドイツ人、働くために休む日本人

福田直子(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所/
• 発売年月日: 2004/03/05
• JAN: 9784569633671

商品レビュー

2023/02/05

タイトルにひかれて読んでみた。
ドイツ在住のジャーナリストの書いた本。

日本とドイツ、それぞれの文化的・歴史的な背景をもとに考察をしている本かな？と予想。
いつも通り見事に外れました(笑)

主に本書執筆時（2004年）のドイツの労働市場や社会保障について書いてある本でした。
有給休暇が週に6週間。残業はほとんどなし。
ちょっとドイツで暮らしたくなりました(笑)

2018/06/26

私はドイツ人と日本人はよく似ていると聞いたことがあり、それはどういうことなのか気になりこの本を読んでみた。
この本にはドイツ人と日本人の働き方の違いについてドイツの色々な議題を中心に書かれていた。
ドイツの労働がどのような感じなのか色々な具体例が挙げられながら説明されていて面白かった。

2011/11/09

ドイツでは保障が手厚くきちっと働くより収入が良くなるというのは驚き。
戦後から現在までに労働時間は半分になり、労働時間が規制されているドイツでは 残業は奨励されず残業手当てをむやみに かせぐことはできなく生活が苦しそうなのが伝わってきた。

「仕事やめて早く年金生活を送りたい とつぶやく ドイツ人が出たら これは冗談ではなく本気の場合が多い」というのは健全な形とは思えない。サービスの維持と労働義務のバランスの難しさがある。

しめくくりの言葉にあった「改革派 あくまでも ひとびとの労働意欲を鼓舞しつつしかも最低限の安全ネットないという方向に進むことが理想である 」に納得。