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魍魎の匣
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2004/01/30 |
JAN | 9784062122542 |
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魍魎の匣
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商品レビュー
4.4
22件のお客様レビュー
一字一句が全て無駄になっていない、後半300ページあたりは読むのをやめられませんでした。 「魍魎の匣」の意味を理解した瞬間、身体中がゾクゾクしました。 推理小説好きで読んでない人は必ず読むべき一冊です。
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私の求めていたものは「文庫本」だったのだが、何故か、その「文庫本」を底本としてハードカバー化したものが、図書館のカウンターの奥からやってきた。本を閉じたときにページ部分に「魍魎」の姿が見える!著・京極夏彦、初めて読むその本のスタートは、そのようなものだった。・・・なんと分厚い。 ...
私の求めていたものは「文庫本」だったのだが、何故か、その「文庫本」を底本としてハードカバー化したものが、図書館のカウンターの奥からやってきた。本を閉じたときにページ部分に「魍魎」の姿が見える!著・京極夏彦、初めて読むその本のスタートは、そのようなものだった。・・・なんと分厚い。 読み終わって、私はほっとしている。最後のほうなど、関口クンと同じく「こんな物語はもう、沢山だ!」という気分になっていたから。だが決して、この物語が嫌になったわけでも、最終的に嫌悪感が残ったわけでもない。 600ページを超えてからの謎明かしにも、退屈はしなかった、ああ、ここはこうなるのか、こうだったのか、と、ほう、となる。 京極堂サンの蘊蓄に関口クンと一緒に置いてけぼりくらいながらも、あまりにもな関口クンに、大丈夫かこの人・・・?と思ったものだ、病のことではなく。このひとのあほんだらぶりは、どうにかならないものか、物語を読み進めていくうちにも、そう思うようになる。 焦らせずもったいつけずな絶妙な行間、シーンを違(たが)えても繋がる言葉と言葉、素晴らしい。 少し残念だったのは、加菜子の「素性」に大体予想がついてしまったことか。嘘ばかり、悲劇の女優のような陽子が、最後には思いのたけをぶちまけるところ、頼子がただの夢見がちな少女ではなかったところには、人間味があり、好感が持てた。 このお話は二作目ということだ、断然一作目が気になるところであるがこの読み応え抜群、しかし自分にとってはヘヴィな作風に、ついていけるかが問題である。
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『それでも 私は、何だか酷く 男が羨ましくなってしまった。』 匣に詰められた少女たちと幻想小説家・久保竣公、元女優・美波絹子、科学者・美馬坂幸四郎の物語。 映画での、匣にみつしり詰められた少女の溜息のような透明な声と幸せそうに匣を抱えた雨宮がとても印象的でした。
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