子猫探偵ニックとノラ(2) 『ジャーロ』傑作短編アンソロジー2 光文社文庫『ジャーロ』傑作短編アンソロジー2

アンソロジー(著者), ジャン・グレープ(著者), ダグ・アリン(著者), キャロリン・ウィート(著者), ナンシー・ピカード(著者), 木村仁良(編者), 中井京子(訳者)

• 内容紹介: 内容:クリスマスの子猫 エド・ゴーマン著 山本光伸訳. ペーコス川西岸の無法地帯 ジャン・グレープ著 山本やよい訳. 青い瞳 ジャネット・ドーソン著 山本やよい訳. フランケン・キャット ダグ・アリン著 山本光伸訳. 賄賂 キャロリン・ウィート著 山本やよい訳. アメリカンカール ナンシー・スプリンガー著 中井京子訳. 猫ミステリー、犬ミステリー ジョン・L.ブリーン著 中井京子訳. 子猫探偵ニックとノラ ジャン・グレープ著 中井京子訳. ドクター・カウチ、猫を救う ナンシー・ピカード著 宇佐川晶子訳
• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2004/12/20
• JAN: 9784334761486

商品レビュー

2010/03/14

猫がキーになるミステリ短篇集。9作品収録。
今ひとつ自分には合わなかったかな。比較的柔らかめの作品が多かったけど、話がすっと入ってこないというか…。
「猫」ってくくりだけで全体に統一感がないのが原因なのかな？
猫が小道具だったり主人公だったりで混乱はした。
アンソロジーゆえのバラエティさが自分には裏目に出たんだろうな。表題作は面白かった。

2007/02/23

探偵もので猫ときたら、買うしかないでしょう！！アンソロジーで、９つの短編が収録されています。どの作品にも、もちろん猫が出てきます。全部海外のミステリなので、好き嫌いはあるかも。ワタシのお気に入りは、『ドクター・カウチ、猫を救う』かな♪安楽椅子に座って、孫娘に自分がかかわった事件のお話を聞かせるドクター・カウチ。殺人事件なんだけれど、孫娘にも推理させながら、優しく楽しくお話してくれる、獣医のお爺ちゃん。ワタシの中の想像では、メガネをかけておひげもあって、恰幅がいいお爺さんで、いつもパイプかなにか吸っている感じかな♪

2006/07/21

「好奇心は猫をも殺す」、「猫に九生あり」なんて言われる猫はミステリにぴったりの動物かも。「猫を殺さば７代祟る」とも言いますし、ホラーにも向いてますね。そんな猫たちが出てくる９編の物語。純粋なミステリからロマンチック・サスペンス風、ユーモアたっぷりのものまで色々入ってます。それぞれの物語に出てくる猫たちも個性的。探偵役もいれば事件の鍵となる子もいて、皆魅力的です。特別アクの強いものがないかわりにさらっと読めるので、読書に没頭できる時間がなくても楽しめました。