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タイムトラベラーズ・ワイフ(上)
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タイムトラベラーズ・ワイフ(上)

オードリー・ニッフェネガー(著者), 羽田詩津子(訳者)

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タイムトラベラーズ・ワイフ(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ランダムハウス講談社/
発売年月日 2004/12/10
JAN 9784270000519

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商品レビュー

4

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2023/05/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

愛する人は未来からやってきた――。 クレアが未来からやって来たヘンリーと出会ったのは6歳の時だった。以来、様々な時間から現れるヘンリーと152回の逢瀬を重ねることになる…。しかし、クレアが18歳になるとヘンリーはぱったり現れなくなってしまう。そして2年後、20歳になったクレアとヘンリーは運命的な出会いを果たす。だが、彼はまだクレアの事を知らなかった…。 ドラマ版「きみがぼくを見つけた日」を見て面白かったので、原作を読み始めました(残念ながらドラマ版の続編は制作されないとのことで…涙) ドラマ版が原作を忠実に再現していたので、上巻の内容はほぼ知っていたのですが、お互いの目線で交互に語られていく物語は面白かったです。 タイムトラベルの設定については、おそらくSF的に考えると型破りなんでしょうけど、特に難しいことを考えずに二人の恋物語を楽しみたい私にはとてもいい感じのスパイスになっていました。 ヘンリーから見た視点ではクレアと初めて会ったところから始まり、クレアから見れば子どもの頃からずっと好きだった人にようやく出会えたところから物語は始まります。 タイムトラベルをしているのはヘンリーで、クレアは何の力も持っていないのに関わらず、未来のヘンリーをすでに知っているという状況が、他にない斬新なアイディアでとてもおもしろいです。 上巻が幸せいっぱいで終わったので、下巻を読むのがちょっと怖いですが、二人の恋物語を最後まで見守りたいと思います。

Posted by ブクログ

2020/09/18

小川洋子さんが大好きなので、帯につられてつい借りてきました。映画化もされているようです(観ていません)。自分の意志とは無関係に、強いストレスを感じた時などにふいに別の時間に意識も身体も飛んでいってしまうヘンリーと、ヘンリーと恋に落ちて結婚して彼を看取った女性クレアの不思議な物語。...

小川洋子さんが大好きなので、帯につられてつい借りてきました。映画化もされているようです(観ていません)。自分の意志とは無関係に、強いストレスを感じた時などにふいに別の時間に意識も身体も飛んでいってしまうヘンリーと、ヘンリーと恋に落ちて結婚して彼を看取った女性クレアの不思議な物語。これまでのタイムトラベルの常識(同じ時間に同一人物は同時に複数は存在できない、又は遭遇したら恐ろしいことが起こる)?を覆す、タブーなしのタイムトラベルというのが面白かったです。但し自分の身一つでしか移動できないため、行きも帰りも全裸になってしまう(なので行ってしまったということが服の山で現在に残されるクレアらにも分かる)という設定。コントロール出来ないにも関わらず、なぜかヘンリーは繰り返しクレアの自宅付近の草地に現れ、それで未来から自分を訪ねてきていたヘンリーを知っているクレアが、まだクレアを訪ねて過去にタイムトラベルする前のクレアを知らないヘンリーと「現在(リアルタイム)」で出会い、クレアはヘンリーのことを知っているけれどヘンリーは全く知らないという、複雑怪奇でとても興味深い状況が出来上がります。誰かの日記をこっそり読んでいるような妙な背徳感を覚えつつも、興味深く読了。致し方ないのだろうなと思いつつも、タイムトラベルのことを知っている知人が多すぎないか?!とかの細かいいろいろの疑問はわきつつ、そういうのは置いといて、面白かったです。ゴメスという、クレアの親友の彼氏(で後の伴侶)が重要人物なのですが、もうちょっと書き込んでほしかったかなと思います。映画を観たら、活躍しているのかも(またはほとんど意味のない役になっているかも)。

Posted by ブクログ

2015/06/11

基本、恋愛小説が嫌いです。 ご都合主義とか、どうせくっつくのにと穿った見方をしてしまうから。 けれど、この小説は、沁みる。 読後の切なさといったら秀逸で、けれどじんわり希望が残る。 ざっくりとしたあらすじは、「これから女と恋に落ちる男」と「何年も前から男に恋をしていた女」が出会...

基本、恋愛小説が嫌いです。 ご都合主義とか、どうせくっつくのにと穿った見方をしてしまうから。 けれど、この小説は、沁みる。 読後の切なさといったら秀逸で、けれどじんわり希望が残る。 ざっくりとしたあらすじは、「これから女と恋に落ちる男」と「何年も前から男に恋をしていた女」が出会う話。 何言ってるの??と思ったらまず読んでください。 全力ですれ違っていた2人がお互いに少しずつ時間を共有してく姿は、美しくて切ないです。

Posted by ブクログ

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