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清河八郎の明治維新 草莽の志士なるがゆえに NHKブックス994
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清河八郎の明治維新 草莽の志士なるがゆえに NHKブックス994

高野澄(著者)

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清河八郎の明治維新 草莽の志士なるがゆえに NHKブックス994

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 2004/03/26
JAN 9784140019948

清河八郎の明治維新

¥605

商品レビュー

3

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2017/02/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

清河八郎といえば、将軍警護の名目で幕府の金を使って志士を集めて京へ行き、天皇の意向で将軍を無視して江戸で攘夷運動の中心になったことくらいしか知らなかったけど、この本を読んでもやっぱりそれ以上のことはよく解らなかった。 武士ではなく郷士なので、将軍や殿様などに恩義はない。 自分の才覚で道を切りひらき、天皇に認められて共に新しい国を作っていきたいと願っていたらしい。 この本に書かれている清河八郎はそういう人だったようだ。 そもそも評伝のつもりで読んだのだけど、これは本当に評伝なの? もしかしたら小説? NHKブックスというレーベルを信じて読んだのだけど、ちょっと騙された感は否めない。 だって著者の希望的観測で話しが進みすぎるんだもの。 だから清河八郎もそういう人物になってしまっている。 清河八郎が成り行きで町人を殺害してしまったあと。 “幕府の捜査の手の内は推測するしかないが、たぶん、そういうことである。” 根拠もなく推測しているのは著者なのか清河なのか、それすらもわからない。 主語がないからね。 “ほかの組士がどう思っているか、それを気にかけないところがいかにも八郎だ。ひらの組士が何を思おうと、おれのいうとおりにさせる―このように圧伏することもない。全員がおれとおなじく、浪士組の新しさをよろこび、胸をふくらませていると信じて疑わないのである。” たぶん著者は清河八郎と同化してしまったんだな。 頭に浮かんだままを書き連ねたのでしょうか、同じことを何度も繰り返したり、時間を行きつ戻りつしながら語られる内容は、全然頭に入ってきません。 そして友だちの友だちはやっぱり友だちだ的にテーマが広がって、一体何の話を読んでいるのかわからなくなっては、前の部分を読みなおす。 この本によると清河八郎は、勉強で身を立てたい。世の中に認められたいという思いが強いのね。 だから結構裕福な家の長男なんだけど、あとを継がずに江戸に出てきちゃう。家出して。 そして塾を作りますからと家にお金を無心する。 生活費ももちろん潤沢にもらっているうえで、新築の塾を立てちゃうのよ。 二十歳そこそこの若造が。 塾と言っても文武の二刀流。こんなことできるのは俺しかいない。 だらしない幕府に代わって世の中を変えていけるのは俺たち郷士しかいない。 日本中を旅して、いろんな人たちと世直しの話をして、計画がつぶされては困るから詳しくは語らないが互いの気持ちは伝わっているはず、と自信満々。 なんなら島津久光を動かしたのは自分だくらいに自負している。 だから天皇が自分を使わないはずがないと信じている。 …中二なの? 策士のイメージが強かったのですが、この本を読めば読むほど頭悪そーなんだよね。 詰めも甘いしさ。 さんざん苦労して読み終わったあとに思ったことといえば「だから、何?」 これが学生のレポートとして提出されたら、即刻書き直しを命じます。

Posted by ブクログ

2013/03/20

多士済々、悪く言えば有象無象ひしめく尊攘志士の中にあっても際立つ異彩。それどころか尊攘志士という評価さえ正しいのかどうか。 清河八郎という存在にスポットを当てているだけでも貴重な本。

Posted by ブクログ

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