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さびしい宝石
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 作品社 |
| 発売年月日 | 2004/04/10 |
| JAN | 9784878935947 |
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さびしい宝石
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
「忘れてしまった夢の最後の名残り」のような本 それは、グレーのまだらの物語 ある日、地下鉄の駅で黄色いコートの女に過去の「ママン」を見出し、かつて「かわいい宝石」とよばれた「わたし」と「ママン」の記憶を追い彷徨う。 また、斡旋所で紹介されたベビーシッターの仕事、そこでのヴァラ...
「忘れてしまった夢の最後の名残り」のような本 それは、グレーのまだらの物語 ある日、地下鉄の駅で黄色いコートの女に過去の「ママン」を見出し、かつて「かわいい宝石」とよばれた「わたし」と「ママン」の記憶を追い彷徨う。 また、斡旋所で紹介されたベビーシッターの仕事、そこでのヴァラディエ夫妻と少女の不思議な関係に気づく。 「わたし」は少女の世話をしながら過去の自分と向き合う。 それらの記憶は重苦しく先に希望が見えないが、少しづつ苦痛を伴いながら引き出していく。 「薬局の女」と「ラジオ番組を翻訳する男」 この二人へ過去の自分を語ることで、「わたし」はなんとか今に戻ってくる。 それは、親に捨てられて育った過去から脱出して、自分の人生を作っていこうとするための作業そのもの……。
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孤独で悲壮な感じとメトロの薄暗さがとてもマッチする。パリのメトロの薄汚さは小説向きだと思います(いい意味で)。
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この本は、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真が表紙となっている。パリのカフェの一瞬を捉えた写真だが、この小説の物語とシンクロしていて印象深い。 物語は、孤独なパリジェンヌのテレーズが死んだはずのママンに似た人を見掛けるところから始まる。ママンの面影を求めて孤独にさまようテレー...
この本は、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真が表紙となっている。パリのカフェの一瞬を捉えた写真だが、この小説の物語とシンクロしていて印象深い。 物語は、孤独なパリジェンヌのテレーズが死んだはずのママンに似た人を見掛けるところから始まる。ママンの面影を求めて孤独にさまようテレーズ。それは「かわいい宝石」と呼ばれていた頃の、不幸せな少女時代を思いながら、自分を理解しようとする自分探しでもあった。 まるでフランス映画を観ているかのように、感性に訴える情緒豊かな作品。物寂しい晩秋に読みたい物語です。
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