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良心の領界
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良心の領界

スーザン・ソンタグ(著者), 木幡和枝(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NTT出版
発売年月日 2004/03/30
JAN 9784757140691

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商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2024/06/03

序文だけでも持っていかれる。というか(友人が紹介していたものに感銘を受けたので)序文のためだけに買ったと言っても過言ではない。 そして内容も、戦争や環境問題も含め世界が混沌としている今だからこそ響く。本書ではパレスチナ問題にも触れられているが、それについての明確なイエス、ノーで...

序文だけでも持っていかれる。というか(友人が紹介していたものに感銘を受けたので)序文のためだけに買ったと言っても過言ではない。 そして内容も、戦争や環境問題も含め世界が混沌としている今だからこそ響く。本書ではパレスチナ問題にも触れられているが、それについての明確なイエス、ノーではなく、歴史に立ち帰ること、その歴史が織りなしてきた社会的構造が複雑に絡み合った結果が戦争であること、そしてその事実を知り意見する以上に「傾聴し続ける」こと、「認識し続けること」の重要さが説かれている。 おそらく本書はインタビュー集のオムニバス形式なのと対談相手が日本人であることから洋書は出版されてないものと推測するし、現在絶版なのでAmazonでも高値と思うような金額で売られているが、その値段でも買うに値するようなことが書かれていると思う。

Posted by ブクログ

2014/01/28

見聞きしただけでなく、直接の体験を根底に意見をすること。しかし自分の意見にすら懐疑を抱き続けること。思索と言語への真摯さ慎重さを感じる。歴史から進化過程を考え、同時に抽象的な用語や単語を精査する。大きな構造的概念に留まる時、その下で声なき命が押しつぶされる。9.11や水俣の悲劇を...

見聞きしただけでなく、直接の体験を根底に意見をすること。しかし自分の意見にすら懐疑を抱き続けること。思索と言語への真摯さ慎重さを感じる。歴史から進化過程を考え、同時に抽象的な用語や単語を精査する。大きな構造的概念に留まる時、その下で声なき命が押しつぶされる。9.11や水俣の悲劇を後世にどう残すかと云う話が興味深かった。3.11後の移り変わる町を見ながら、気配のような何かを伝えるには何が必要だろうかと考えた。1942年12月末の冬のロシアで警備に立っていたドイツ兵士の手紙が引用されていて、とても美しかった。

Posted by ブクログ

2013/09/26

来日された際のトークセッションや 雑誌のインタビュー、随筆等色々な角度から著者の思想を伺いしれます。 特に序文が印象的で「読み返す事のない本は読む必要がない」「自己検閲は恐ろしい事である」などの部分が心に残りました。

Posted by ブクログ

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