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リヴァー・フェニックス 翼の折れた天使
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | キネマ旬報社/ブッキング |
発売年月日 | 2004/10/01 |
JAN | 9784835441436 |
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リヴァー・フェニックス
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商品レビュー
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(※私が直接見たことがあるのは、スタンドバイミーとマイプライベートアイダホのみ。彼の経歴のほぼ最初期と最晩年にあたる。スタンドバイミーのクリスも、マイプライベートのマイクも、リヴァー本人と人生が重なるように見えてしまい、なかなか辛くなる。) 必要に迫られて読んだ一冊。胸が痛かっ...
(※私が直接見たことがあるのは、スタンドバイミーとマイプライベートアイダホのみ。彼の経歴のほぼ最初期と最晩年にあたる。スタンドバイミーのクリスも、マイプライベートのマイクも、リヴァー本人と人生が重なるように見えてしまい、なかなか辛くなる。) 必要に迫られて読んだ一冊。胸が痛かった。 リヴァーといえば、私が十代のころもまだ人気が高く、その悲劇性でさらにドラマチックな思い入れを注がれるヒーローだった。 ふわっとしか知らなかったが(親がヒッピーだから変わった名前で、兄弟みんな変わった名前、という程度の認識だった)、この本で事態はそんなモンじゃなかったとも分かった。 カルト教団で育った宗教2世の胸の内はこの二年来、もっとも注目を集めたジャンルの一つだが、まあ、この人も例外ではなく、失われた子供時代、極貧と流転の日々、奪われた性的な感覚、となかなかの苦しみが伝わってくるし、これがハリウッドの商業主義、家族を養うプレッシャーと合体して、彼の心を蝕んで、麻薬につながっていたのだなあとよく分かった。 リバーランズスルーイット、太陽と月に背いて、など、あのリヴァーフェニックスが望んでいた役だ、と冠されるものが映画界にあり、今もその謳い文句は消えることがなく、映画の世界で彼の残したものの大きさをありありと感じてしまう。 (ちなみに、リバーランズスルーイットは若きブラッドピットが演じていて、ピカピカスマイルがいい感じでした。悲劇的だけど。太陽と月に〜はディカプリオがやったらしいけど、こちらは見ていないのでなんとも。) リヴァーがいなければ、また、彼が生存していれば、ディカプリオらの立ち位置はまた変わっていただろうし、今のディカプリオが、太ったもののイケオジになったところを見るに、リヴァーフェニックスがこんなオッサンになって、昔の美貌はどこへ、なんて話が出来たらよかったのにね、と思う。(あと、エドワード・ファーロング、お前もな。) 本の冒頭、いくつかの写真があるが、これがまあ本当に美しい。 ああ、アッシュ・リンクスがここにいるなあと、アラフォーは、また90年代を蒸し返してしまうわけ。 本書は、リヴァーの家族や友人、仕事関係者の証言を細かく洗い、結論を全面的には押し付けずに、リヴァーの本心のあるところに迫った内容だ。 素顔の彼はごく普通の若者で、優しくて、寂しがり屋で、甘えたところのある、1人の人間なんだとよく分かった。 憑依型の天才役者だった彼が、マイプライベートアイダホで麻薬や酒に浸かった人間を演じることは結構な影響があったようだ。こういうのも映画界でちゃんとケアできるようにしないとダメだね。 彼が亡くなったときにいた場所(クラブ)の経営者がジョニーデップだったこと、死んだ時も彼がその場に居合わせたことは本書ではじめて知った。 亡くなったあとのリヴァーの母親の記者会見で、しんみりムードのなか、ジョンブアマン監督がまともなツッコミをいれたのは大事なことだし、笑った。さすがだね。 こんな悲劇を忘れずに、若い俳優がハリウッドの拝金主義と過激なファンにグチャグチャにされないよう、現場はもっと俳優を守る方向に発展していけるとよいのだけど。 リヴァーの楽曲活動の際に、コンサート会場で若い女性ファンが、音楽性の評価ではなく、ただ彼のおっかけとしてやってきて、「ブラジャーとパンティーを大量に投げ入れて、リヴァーたちは戸惑っていた」というエピソード、端的に言って気持ち悪いがすぎました。こわ。
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18歳でアカデミー助演男優賞にノミネート、 21歳でヴェネチア映画祭最優秀男優賞を受賞しながらも、 23歳の若さで夭折したリヴァー・フェニックスの生涯についての本。 翼の折れた天使=リヴァーはまさに"永遠の少年" 彼の特殊な生い立ちについては割と知られています...
18歳でアカデミー助演男優賞にノミネート、 21歳でヴェネチア映画祭最優秀男優賞を受賞しながらも、 23歳の若さで夭折したリヴァー・フェニックスの生涯についての本。 翼の折れた天使=リヴァーはまさに"永遠の少年" 彼の特殊な生い立ちについては割と知られていますが、 キアヌ・リーヴスとの友情についてや、 撮影中は普段でも役が乗り移ったようになるところなど、 様々なエピソードが興味深いです。 クリーンな若者の見本のように思われていた彼が、 なぜドラッグによる破滅の道を たどるようになったのかが順を追って語られています。 彼の死は悔やまれますが、 「旅立ちの時」「モスキート・コースト」 「インディ・ジョーンズ」 「マイ・プライベート・アイダホ」などで、 彼は今も映画の中で永遠に魅力的に息づいているのです。
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