犯人に告ぐ

雫井脩介(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社/
• 発売年月日: 2004/07/30
• JAN: 9784575234992

商品レビュー

2009/12/14

あらすじ！

[mari104]

連続する児童殺人事件。姿が見えない敵「バットマン」に対し、警察は異例の手段「劇場型捜査」を判断。かつてマスメディアに叩かれて左遷された中年デカ巻島の、メディアを逆手に取った敗者復活戦が始まる……！

2024/11/18

⭐︎4よりの3です

すごい長くて文字数の割に、しっかり最後まで読めました。
犯人は誰、とか、どうしてそんなことしたのか、
そういうことが気になる人には物足りないかも。
捜査のパフォーマンスを楽しむ本、という感じです

それはそれで、面白かったです。

警察官にも色んな考え方で操作してる人がいるんだなーと思ったし、

読んでて辛くなる展開もなく
（可哀想なひどい事件を扱ってる割に、そこがあまりピンと来なかったです）

でも、続編があるそうなので、次読もうと思います。

主人公の刑事も、受け入れやすい好感の持てる癖ある感じで、読みやすかったです。

2024/10/24

感想
最後はそう来たか。

自分の孫も児童だからもっと気を遣うべきと危惧していたが、そういう展開か。

プロローグがもう少しあっても良かったのかなと思うのと、ワシは一体誰だったのかも明らかにして欲しかった。

主人公が刑事だから、そちらに感情移入するのは差し引いても、マスコミにはウンザリするなぁ。

あらすじ
神奈川県警の巻島は捜査二課の管理官だ。数年前に管内で起きた誘拐事件を巡り、現場の指揮を取ったが、犯人の「ワシ」を取り逃がし、誘拐された男児は殺された。

巻島は、記者会見の席でマスコミから吊し上げにあう。

6年後、バットマンと名乗る男が、児童3人を殺す連続殺人事件が神奈川管内で起こる。県警の曽根はテコ入れのために自分が左遷した巻島を責任者に据えて、劇場型捜査を提案する。

巻島は、ニュース番組に出ることによって、犯人をバッドマンと呼び、犯人からの直接の連絡を待つ。上司の若い植草が、功名心と他番組のキャスターの気を引きたい一心で、捜査情報を他番組にリークする。

最初は犯人からの反応もあったが、次第に反応がなくなり、巻島も過去のことで叩かれて、焦りが見え始めていた。

犯人の手掛かりは、落ちていた手紙という思わぬところから見つかり、場所が絞られ、前代未聞のローラー作戦を決行する。