ねこのばば

畠中恵(著者)

• 内容紹介: 内容:茶巾たまご. 花かんざし. ねこのばば. 産土. たまやたまや
• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 2004/07/22
• JAN: 9784104507030

商品レビュー

2009/12/14

「最近疲れてるな～」という人にお薦めです☆

[midori]

摩訶不思議な妖怪たちに守られ、元気に寝込む（？）若だんな・一太郎。温かな人情あふれる「しゃばけ」シリーズ第３弾です。ほんわか～っと心が柔らかくなりますので、「最近疲れてるな～」という人にお薦めです☆

2023/11/01

＜目次＞
略
＜内容＞
しゃばけシリーズ第３弾。これも小説新潮連載は２作で、あと３作は書き下ろしなんだね。「産土」は佐助が長崎屋に来るまでのの前日譚。ちょっと哀しい話。タイトル作の「ねこのばば」は、仏教界の裏事情なのだが、最後は少しいい話で終わる。たぶん広徳寺の寛朝は今後も出てくるのでは？

2022/05/02

しゃばけシリーズの三作目で、五編が収録された短編集です。

病弱ながらも、事件を解決に導く高い推理能力を持つ若だんなと、個性豊かな妖(あやかし)たちが活躍するこのシリーズは、時代小説が苦手な方でも十分楽しめるのではないかと思います。

事件の裏側に潜むものに、背筋が寒くなったり、ただただ悲しくなったりするのですが、若だんなの優しい人柄から滲み出る温かな気持ちが、読者の救いになっているのではないでしょうか。
何より、妖との強い絆が感じられるところが
良いですね。

シリーズ一作目から二十年以上経っても、多くの方が読まれているこのシリーズを、いつかは読破したいと思っています。