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血と油 アメリカの石油獲得戦争
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血と油 アメリカの石油獲得戦争

マイケル・T.クレア(著者), 柴田裕之(訳者)

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血と油 アメリカの石油獲得戦争

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 2004/12/22
JAN 9784140810118

血と油

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商品レビュー

4.3

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2017/01/16
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2004年刊行。米国の『安全保障問題』の最重要課題は石油の安定的かつ安価な確保にある。かかる観点から、アメリカの対外政策(その中でも武力行使を中心に)の有りようを解説したもの。イラク戦争の動機、イランへの強硬姿勢、カスピ海周辺国への介入も全て石油の安定的確保にあると見るのだ。簡明なロジックであるがゆえにわかりやすい。しかも、イラク戦争の開戦原因が「ブッシュの戦争」等からは見えてこない中、説得力もある。このような本書から見えてくる点は、①石油はそう遠くない時期に枯渇する。②石油利用は環境問題と切り離せない。 ③アメリカのような軍事力をもって石油を安定的に確保しようとしても、費用対効果の点から無駄が多すぎる。④代替エネルギーの開発・実用化、省エネルギー機器の開発は急務。長期的に原子力に頼れないことが明らかになった以上、猶更である。⑤米露中が石油資源をめぐるせめぎあいを活発化させる。イランや中央アジア、カスピ海周辺はその好例。というところだろうか。なお、「プーチンのエネルギー戦略」を参照すべし。 日経新聞などでも代替エネルギー源として、メタンハイドレードを解説することが多くなっているようだが、それを利用したエンジン、発電設備が試験的にも完成したとは、寡聞にして知らない。家庭や企業に供給するインフラのありようも説明されないままである。どこまで期待できるのだろうか?判別しづらいところである。

Posted by ブクログ

2006/05/10

最近、新聞でも「地政学的リスク」という表現を頻繁に見かけますが、原油価格や身近なガソリンの値段が高騰してる理由は、正にそんな話だったということが、良く理解できます。

Posted by ブクログ

2005/10/12

アメリカの国家戦略の本質は石油資源の確保であり、それが国際的に大きな摩擦要因となっている。  『輸入石油への依存が強まれば強まるほど、アメリカが石油絡みの国外紛争に巻き込まれる可能性は高くなる』『根本的な政策転換をしない限り、アメリカの石油輸入依存度は深刻なまでに高まる』。  昨...

アメリカの国家戦略の本質は石油資源の確保であり、それが国際的に大きな摩擦要因となっている。  『輸入石油への依存が強まれば強まるほど、アメリカが石油絡みの国外紛争に巻き込まれる可能性は高くなる』『根本的な政策転換をしない限り、アメリカの石油輸入依存度は深刻なまでに高まる』。  昨今の原油高騰で“アメリカの石油獲得戦争”は一層激しさを増すのだろう。油のための血がこれ以上流れないようにするにはどうしたらよいのだろうか。

Posted by ブクログ

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