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エンベディング 未来の文学
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エンベディング 未来の文学

イアン・ワトスン(著者), 山形浩生(訳者)

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エンベディング 未来の文学

定価 ¥2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2004/10/25
JAN 9784336045676

エンベディング

¥1,430

商品レビュー

2.8

7件のお客様レビュー

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2024/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エンベディングとは埋め込みのこと。言語学の用語だ。この本は言語SFと言っていい作品であり、言語学好きとしては読んでおきたいと思っていた本である。 設定や道具立ては非常に興味深い。普通の言語に触れる前の無垢の赤ん坊を人工言語で育てるという言わば人体実験、キノコでトリップして想像を絶する言語に暮らす未開の地の少数民族の研究、そして言語を集めて宇宙を放浪する宇宙人とのファーストコンタクトと三つの軸に沿ってお話が進んでいく。知っている人であればニヤッとするであろう「ブリーン」や「グルー」も言及され、途中までは一体どうなるのだろうと惹かれに惹かれて読んでいたのだが⋯。 言語学を素材にしたSFを書いてみた、というところで止まっていて、「言語にまつわるSFらしい新しい何か」を示すところまで辿り着けておらず、非常に中途半端に終わってしまっているという印象がどうしても否めない。宇宙人とのファーストコンタクトからの殲滅であったり、巨大なダムとそれを破壊した核爆弾であったりとそれなりの事件は起きるのだが、結局すべて言語には関係の無いところの出来事なのだ。残念。と言うか、そんなに簡単に退場していいのか宇宙人(苦笑)。

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2022/03/08

SF。言語SF。ファーストコンタクト。 "embed"の意味は、埋める、埋め込む等。 アイディアが凄いというのは伝わるものの、この作品の分かりにくさは何なのか。 場面も視点も転々とし続け、登場人物も感情移入しづらい。 この作品が高く評価されているということが、...

SF。言語SF。ファーストコンタクト。 "embed"の意味は、埋める、埋め込む等。 アイディアが凄いというのは伝わるものの、この作品の分かりにくさは何なのか。 場面も視点も転々とし続け、登場人物も感情移入しづらい。 この作品が高く評価されているということが、自分には衝撃。 人によって世界の見え方が違う、ということを学びました。

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2018/10/28

神保町ブックフェスティバルの国書刊行会ブースで購入。例年のことながら国書ブースに踊らされたうちの1冊w イアン・ワトスンといえば、『オルガスマシン』だが、本書は長編第1作目の邦訳。今読むと、些か古臭く感じる部分もあって、また、解説でやや批判的に書かれていることが本当だとするならば...

神保町ブックフェスティバルの国書刊行会ブースで購入。例年のことながら国書ブースに踊らされたうちの1冊w イアン・ワトスンといえば、『オルガスマシン』だが、本書は長編第1作目の邦訳。今読むと、些か古臭く感じる部分もあって、また、解説でやや批判的に書かれていることが本当だとするならば、本書刊行時点(2004年)で邦訳書が余り長く版を重ねなかったのも仕方がないのかな、という感じがする。但し、この、ある種の『古臭さ』というのは、今読むと逆に魅力になっていたりして(懐古趣味的なものではあるが)、何処かが復刊してくれたりしないかな〜とも思う。特に『オルガスマシン』はどっかが文庫化してもいいような気がするんだけど。河出文庫辺りに期待したいところ。

Posted by ブクログ