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ブラック・コーヒー ハヤカワ文庫クリスティー文庫65
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ブラック・コーヒー ハヤカワ文庫クリスティー文庫65

アガサ・クリスティ(著者), 麻田実(訳者)

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ブラック・コーヒー ハヤカワ文庫クリスティー文庫65

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商品詳細

内容紹介 内容:ブラック・コーヒー. 評決
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2004/01/15
JAN 9784151300653

ブラック・コーヒー

¥440

商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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2010/05/28

高名な科学者宅の金庫…

高名な科学者宅の金庫から極秘書類が盗まれた。邸内にいた容疑者全員を集め書類の返却を迫るが…。著者初めてのオリジナル戯曲「ブラック・コーヒー」と幻の傑作「評決」を収録。ポアロさんが活躍します。

文庫OFF

2024/09/29

本書には、『ブラック・コーヒー』と『評決』、2編の戯曲が収録されている。  クリスティーが初めて書いた戯曲が本書の表題作『ブラック・コーヒー』だそうだ(1930年作)。高名な科学者クロード・エイモリ―卿の書斎の金庫から、10万人単位の殺人力があるという原子爆発の方程式が書かれた...

本書には、『ブラック・コーヒー』と『評決』、2編の戯曲が収録されている。  クリスティーが初めて書いた戯曲が本書の表題作『ブラック・コーヒー』だそうだ(1930年作)。高名な科学者クロード・エイモリ―卿の書斎の金庫から、10万人単位の殺人力があるという原子爆発の方程式が書かれた書類が盗まれた。卿はポアロを呼び寄せることとしたが、邸内にいる家族や客人たちに「書類を戻せば穏便に済ませる」といって、部屋の電灯を消し暫しの時間の猶予を与える。だが、卿の飲んだコーヒーには毒が入っていた。一体誰が方程式を盗み、そして毒で卿を殺害したのか、というお話。登場人物たちは皆何か隠し事を持っており、怪しそうで、誰が犯人か推理を楽しむことができる。犯人を罠にかけようとするポアロに対し、女性に弱くあまり役に立っていないいヘイスティングズがご愛敬。  もう1編は、1958年に書かれた『評決』。解説によると、本作はクリスティーの野心作だったが、興行的には好評を得られなかったという。確かに、本作は推理の面白みだったり、思いも寄らぬどんでん返しがある訳でもないから、そのようなことを期待する観客には物足りないものだったと思う。理想主義の故に故国を追われてしまった学者の夫、病のため身体の自由が利かなくなってしまった妻、彼に愛情や敬意を抱く女たち、そんな登場人物たちの織り成すドラマはなかなかに見応えがあると思う。推理の妙は味わえなくとも、思いも寄らぬ展開で果たしてどうなってしまうのかとドキドキさせられる。ラストはどうなのだろう、その前のままスッキリ(?)終わらせても良かったのではないかと思うのだが……。

Posted by ブクログ

2024/09/01

【戯曲】 『ブラック・コーヒー』『評決』2つの戯曲。 『評決』は隠れた名作だった。 『ブラック・コーヒー』★★ 戯曲ならではの演出なので、読むだけだと楽しむのは難しい。特に驚きもなく、ポアロファンは喜びそう。これは違う作品にも使われていたなというシーンが出てくる。 『評決』★...

【戯曲】 『ブラック・コーヒー』『評決』2つの戯曲。 『評決』は隠れた名作だった。 『ブラック・コーヒー』★★ 戯曲ならではの演出なので、読むだけだと楽しむのは難しい。特に驚きもなく、ポアロファンは喜びそう。これは違う作品にも使われていたなというシーンが出てくる。 『評決』★★★★★★★★8 めちゃくちゃ好きなタイプの作品で、今だに興奮している(⁠☆⁠▽⁠☆⁠) 私の中では『検証側の証人』以来の大ヒット!! こんなに面白いのにこんな所に隠れてるなんてもったいない。攻略本でも全く触れてないのが謎。 戯曲ではなく「ノンシリーズ長編」として書かれていたらすごい名作になったんではないかと思ってしまう。 どういう方向性で進んでいくのか全く予想できなくて、途中から「そっちのタイプかーーー!!」というクリスティーにしか絶対にできない面白さに持っていく。 この作品はあらすじも何も知らない状態で読んで欲しい作品。 でも派手さはないので、どんでん返しを求めるミステリー好きな人、ポアロ好きな人には刺さらない作品だと思う。 『鏡は横にひび割れて』『春にして君を離れ』のような、後からジワジワくるスルメタイプが好きな人は好きだと思う。 50冊を超えてもまだこんなに面白い作品が隠れているなんて本当に嬉しい。 ★10にしなかったのは、最後の終わり方。 戯曲なのでオチをつけないと終われないからこうなったのかな。小説だったら違う結末になっていたのではと思う。

Posted by ブクログ

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