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成熟した製造業だから大きな利益が上がる 43年連続増収!47年連続増配!超優良企業エマソン驚異の経営
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本能率協会マネジメントセンター/ |
発売年月日 | 2004/08/01 |
JAN | 9784820716358 |
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成熟した製造業だから大きな利益が上がる
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
本書は知る人ぞ知るエマソンエレクトリック社の経営の取り組みを紹介した本です。表紙にも記載されているように、エマソンエレクトリックは超長期間にわたり増収、増配を達成し、プラスのEVAも達成し続けるなど真の価値創造企業といえます。第1章と2章が問題提議で、日本企業の(全体としての)凋...
本書は知る人ぞ知るエマソンエレクトリック社の経営の取り組みを紹介した本です。表紙にも記載されているように、エマソンエレクトリックは超長期間にわたり増収、増配を達成し、プラスのEVAも達成し続けるなど真の価値創造企業といえます。第1章と2章が問題提議で、日本企業の(全体としての)凋落を競争力指標などのデータで示し、かつどこに弱みがあるのかについて、東大の藤本教授のフレームワークなどを使いながら説明しています。 そして3章、4章がエマソンエレクトリック社のマネジメントについてですが、要はプラン、実行、管理(コントロール)、という基本をいかに愚直に繰り返すか、しかも経営企画部のような部署ではなくトップ自身がプランとコントロール(および修正)をどれだけ真剣にやるかの大事さが書かれています。集中と文献のバランス、確かにエマソンのように、実行については完全に現場に委譲するがプランニングこそトップ(経営企画部ではなく文字通りのトップ)のやるべきことである、という点が非常に重要だと思いました。本書を読むと、本当はこういう基本を愚直にやり続けるまじめさこそ、実は日本企業の得意なところだったのではないのかな?と思うわけですが、成功への奢りや、惰性といった要因が多くの日本企業をだめにしてしまったのかと思うわけです。日本企業が忘れていたことを改めて米国企業に学ぶ、そう感じました。 第5章、6章は著者からの提言という形をとっていて、仕組みなどのハード面と企業文化のソフト面での提言が書かれています。個人的にはいくつかの提言には共感しましたが、いくつかには強い反感を覚えました。特にソフト面(文化面)ですが、著者の価値観は完全に米国型(しかもリーマンショック前)、特色としてはファンダメンタル競争主義者とでも呼べる物です(ファンダメンタルとは極端すぎ、と訳すことも可能でしょう)。すなわちビジネスは100%競争であり、競争原理こそが全てだ、というトーンですが、これはビジネスマンとしては偏りすぎ。実際リーマンショック後にマイケル・ポーターは企業の重要な役割としてCSV(Creating Shared Value)が大事だと言い始めていますし、野中郁次郎氏もCommon Good(共通善)という概念を持ったリーダーシップの大事さを強調されています。私もこれらの考え方にはとても共感できますし、これらはむしろ昔の日本人経営者が持っていたものです。その意味では、日本人はむしろ基本に立ち返れ(企業黎明期にその企業が大事にしていた価値観など)、というのが一番大事なことではないかと思います。
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"43年連続増収、47年連続増配をしているアメリカのエマソンという企業の経営を紹介した本。 マーケティングを強化 財務の強化 産業を根底から変える技術戦略 など、成熟した産業でも戦っている企業がある。負けるな日本の製造業!"
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