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どうせ死んでしまう…私は哲学病。 私は哲学病。
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2004/07/30 |
JAN | 9784048838863 |
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どうせ死んでしまう…私は哲学病。
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
ここまで究極的なエゴイズムを選択して生きる人がいるであろうか。読み終わりの感想は、その言葉に尽きる。離人症気味な人、というか、自分自身の世界観を強く持つ人には是非読んでいただきたい。強く共感するにちがいない。こう言った考えを持つ方と知り合えば、きっと分かりあえる部分は多いのであろ...
ここまで究極的なエゴイズムを選択して生きる人がいるであろうか。読み終わりの感想は、その言葉に尽きる。離人症気味な人、というか、自分自身の世界観を強く持つ人には是非読んでいただきたい。強く共感するにちがいない。こう言った考えを持つ方と知り合えば、きっと分かりあえる部分は多いのであろう。しかし、皮肉なことにもその離人的な性質上、私たちは出会うべきではないのである。こういった本を通して各々が孤独に考えることが最良であるのだ、と確信した。
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『どうせ死んでしまう・・・私は哲学病。』(2004) 多くの人がこの本を読んで「共感した」「すっきりした」という感想を抱く。それは、この本によって私たちが知らず知らずのうちに常識に脅迫され、常識に怯え、常識に縛られて生きていることを確認できるからではないだろうか。 非常識と...
『どうせ死んでしまう・・・私は哲学病。』(2004) 多くの人がこの本を読んで「共感した」「すっきりした」という感想を抱く。それは、この本によって私たちが知らず知らずのうちに常識に脅迫され、常識に怯え、常識に縛られて生きていることを確認できるからではないだろうか。 非常識ともいえる中島氏の人生観。しかし、それは決して無知で恥知らずな人生ではなく、むしろ、この世の中を十分に分析し、体感したからこその、真実のみを語ることのできる人生だ。全ての引き籠りは悪であり、恥じるべき行為であるという常識、固定観念。私たちはなぜ、引き籠らないのか。それは、世間から白い目で見られたくないからではないか。私たちは、誰に教わったでもなく、いつしかから、引き籠るような奴は世の中のクズだという常識の虜にされているのではないか。 だが、もちろん、常識も生きていくにはある程度は必要なことだろう。引き籠りの中には許しがたいものもあるだろうし、本書でも正しい引き籠り方とそうでないものとが述べられている。つまり、常識に捉われることで私たちは言いようのない息苦しさを感じるとともに、それによって生きることができるともいえるのではないか。誰もが中島氏のように半隠匿した生活、本心に近い生き方ができるわけではない。「どのように、真実と折り合いをつけて、常識と付き合っていけばいいのか」それが私にとっての哲学である。
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大多数の人はこれを読み、こんなの甘えだ、逃避だ。と理解は示さないだろう。そして少数の人はそれを知りながら、理解されてなるものかと思い、大多数の人はまた、それに怪訝な顔をするだろう。 私の代弁の様に読んだ。もし自殺を考える人がいるならば読むべきだ。しかし、本当に自殺を望む者は出来...
大多数の人はこれを読み、こんなの甘えだ、逃避だ。と理解は示さないだろう。そして少数の人はそれを知りながら、理解されてなるものかと思い、大多数の人はまた、それに怪訝な顔をするだろう。 私の代弁の様に読んだ。もし自殺を考える人がいるならば読むべきだ。しかし、本当に自殺を望む者は出来れば、目次の2番までで終えることをお勧めする。 その先は少数の人間の、答えを探し続けなければならない、答えの出ない50歳を過ぎた末路である。 勉強しようと思えた。多くの面において。
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