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山流し、さればこそ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2004/12/20 |
JAN | 9784048735780 |
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山流し、さればこそ
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
甲府城へ行く前に、甲府を舞台とした小説をと手に取った本。 ストーリーも面白く、考えさせられることもあり、想像以上に面白い小説だった。 1日で一気に読んでしまった。 私が長年勤めた前職を辞めた際、辞めてからも思い出してムカつく気持ちと、主人公が山流しにされた気持ちが重なり、また、転...
甲府城へ行く前に、甲府を舞台とした小説をと手に取った本。 ストーリーも面白く、考えさせられることもあり、想像以上に面白い小説だった。 1日で一気に読んでしまった。 私が長年勤めた前職を辞めた際、辞めてからも思い出してムカつく気持ちと、主人公が山流しにされた気持ちが重なり、また、転職して違うところで思い返すと新たな気づき(後悔や自分の不甲斐なさ)があるところが自分と重なって考えさせられた。 目先の出世に気を取られていた主人公と私、転じ家族と過ごす時間が増え、悶々としながらも大事なものに気づき、新しい生活に満足しているところも同じくで、清々しい気持ちになった。時折出てくる古事も良い。もっと学びたいと思う。
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理由もなしに江戸小普請世話役から無役の勝手小普請組に左遷になり甲府に山流しになった数馬と妻の多紀と小太郎 ぼろ長屋に住んでいるのは怪しい変人ばかりだが 数馬と多紀がだんだんと土地になじんでいく物語 住めば都だね 僕は奥さんの多紀が好きだが 三度目のお産で亡くなるのが切ない 今...
理由もなしに江戸小普請世話役から無役の勝手小普請組に左遷になり甲府に山流しになった数馬と妻の多紀と小太郎 ぼろ長屋に住んでいるのは怪しい変人ばかりだが 数馬と多紀がだんだんと土地になじんでいく物語 住めば都だね 僕は奥さんの多紀が好きだが 三度目のお産で亡くなるのが切ない 今はお産で亡くなる人は聞いたことがないが 昔の女性は大変だったんだね 後妻には彼を慕っていた大家の娘蕗が入る とかく全体にはなんか暗い物語だ
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地元甲府が舞台となっている話。50歳前後より上の人には懐かしい地名が随所に出てくる。 さらに自分にとっては今は無き実家のあった場所が重要なポイントとなって出てくるのが訳もなく面はゆい。 また伏線となる甲府城御金蔵破りの話は、子供の頃読んだ地元新聞社発行の御金蔵破りについての書籍を...
地元甲府が舞台となっている話。50歳前後より上の人には懐かしい地名が随所に出てくる。 さらに自分にとっては今は無き実家のあった場所が重要なポイントとなって出てくるのが訳もなく面はゆい。 また伏線となる甲府城御金蔵破りの話は、子供の頃読んだ地元新聞社発行の御金蔵破りについての書籍を思い出させてくれた。 ストーリーは展開を読めてしまうが、決して平板な訳ではない。 個人的には主人公一家の行く末に多少違和感を感じたが、甲府に住む時代小説好きは読むべき一冊だと思う。
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