こんにちはおにさん

内田麟太郎(著者), 広野多珂子

• 販売会社／発売会社: 教育画劇
• 発売年月日: 2004/12/01
• JAN: 9784774606354

商品レビュー

2024/02/03

きょうは節分。
鬼は外…などと鬼はこわくて避けたいもの。
だけどこれは、優しい鬼さんの絵本。

やさしい　おにでした。
誰もいないとタヌキとイタチをかたぐるましてくれます。
でも、だれかがいると　いばります。
強いはずのおにが、毛虫に驚いて悲鳴をあげ、タヌキにしがみつきふるえました。
情けない姿をクマやイノシシに笑われ、家からでてこなくなり…。イタチやタヌキがいくら呼んでも出てこない…。
雨の日も暑い日も呼びに来て、とうとう暑さに倒れたタヌキとイタチ。
おには、「ごめんな」と言いながら手紙を置いていき、秋になり、冬が過ぎ、春になるとサクラの花びらが舞っていて。
そう、タヌキとイタチが来ていました。

やさしい鬼のお話は珍しいなと思いながら手に取りましたが、絵もとても温かく癒されて。
季節の風景も情緒があって、色使いも綺麗。

2020/11/03

絵にインパクトがあって、よかったです。

子どもに優しさや、友達の大切さを学んでもらうのによい絵本だと思いました。シンプルなので、未就学児でも大丈夫だと思います。

鬼というのは、男性の憧れのキャラなのかもしれません。優しい鬼が登場する絵本が多いのは、強くて、優しくてというのが、男性の理想なのでしょう。

2012/11/07

恥ずかしさで家に閉じこもってしまった鬼。でもタヌキとイタチは毎日鬼が出て来るのを待っている。恥ずかしいってなんだろう。なんで死にたいほど、大好きな人を拒絶するほど恥ずかしいんだろう。恥ずかしさには何の意味がある？