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義経

宮尾登美子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 2004/11/22
JAN 9784140054680

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商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2014/08/08

歴史上の人物である義経が、清々しい1人の若者として身近に感じられた。いくつかの史実を挙げて、そこから義経の人となりを推測する時の作者の謙遜な姿勢も、読んでいて心地よい。 しかし、親になってから、こういう歴史物を以前のように楽しむことができなくなったと思う。義経は幼い頃に、父の敗戦...

歴史上の人物である義経が、清々しい1人の若者として身近に感じられた。いくつかの史実を挙げて、そこから義経の人となりを推測する時の作者の謙遜な姿勢も、読んでいて心地よい。 しかし、親になってから、こういう歴史物を以前のように楽しむことができなくなったと思う。義経は幼い頃に、父の敗戦によって母親と別れて寺に預けられている。母や当時の義経の気持ちを思うと辛くて、その後もずっとその気分を引きずってしまった。

Posted by ブクログ

2012/01/30

源平合戦と言われる争いごとは、日本史の中でも大きなウェートを占めています。この戦いを機に、貴族の世の中から武士の世の中へ変わったのですから。 1170年代、京の都で好き放題に贅沢な暮しをしていた平家一門を滅ぼそうと、関東から攻めよせてきたのが源氏一門でした。二つの一門のトップは「...

源平合戦と言われる争いごとは、日本史の中でも大きなウェートを占めています。この戦いを機に、貴族の世の中から武士の世の中へ変わったのですから。 1170年代、京の都で好き放題に贅沢な暮しをしていた平家一門を滅ぼそうと、関東から攻めよせてきたのが源氏一門でした。二つの一門のトップは「平清盛」と「源頼朝」。そしてその頼朝の異母弟がこの本の主人公「源義経」です。 幼くして実父源義朝と死別した義経。実母常盤御前が敵である平清盛の内縁の妻となってしばらくすると、僧になるため京都の鞍馬山にあずけられます。そこで僧の修行をするのですが…。源氏の血をひく若君を、打倒平家を企てる者たちがほっておくわけがなく、やがてことの真相を知った義経は山から逃げ出し、兄頼朝の元で旗揚げをします。 優しく強かったという義経は女性にももてたといいます。源平時代のトップアイドルですね。私も実は義経ファン。彼の静御前や大男の武蔵坊弁慶を引きつける魅力と、その生い立ちを知るとついつい彼を応援してしまいます。 白拍子の静御前とのロマンスや壇ノ浦の合戦。そして、兄から謀反の疑いをかけられるという悲劇のヒーローの姿を、女流作家らしい細やかなタッチで描かれています。流れるような文体でまるで、絵巻物を見るような感覚で読めましたが…。 これは、女性の視点で描かれた「義経」物語です。男性が書かれた「義経」と比べると、かなり義経が理想化されているなと思いました。それが、この本のいいところなのかも知れませんが。

Posted by ブクログ

2011/04/08

司馬遼太郎の「義経」が平家滅亡から頼朝による義経征伐までのところがあまりにもはしょられていたのでこちらを読んでみた。ちゃんと吉野への逃避行や弁慶の立ち往生も出てきて満足。でも基本的にはさらっと著者の見解を述べているだけのところが多く学校の歴史の本を読んでいるみたい。

Posted by ブクログ

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