親日派のための弁明 扶桑社文庫

金完燮(著者)

• 販売会社／発売会社: 扶桑社/
• 発売年月日: 2004/11/30
• JAN: 9784594048334

商品レビュー

2017/11/22

韓国現代史についてはほとんど知識がないので、手軽な読み物はないかなと思って読んだら、トンデモナイ本でした。
韓国がいかに日本のおかげでここまで発展してこれたかということを書いた本で、たとえば、日韓併合も、その後の植民地支配も、韓国にとっては非常にラッキーな出来事で、日本は感謝されこそこすれ非難を受けるいわれはない、従軍慰安婦問題で韓国がいまさら要求するのはおかしいので日本はもっと堂々と対応すべきだ、韓国人が世界で受け入れられるのは、先に海外に出て行った日本人が築き上げた良いイメージのおかげだ等々、日本人が読んだらウットリ、韓国人が読んだら怒髪天を突きそうな内容です。また、韓国の歴史教育がいかに自己中心的で歪曲されたものであり、国際的に通用しないものであるかを書いています。

本書は日本でベストセラーになったそうです。それはそうだろうな。こんなに日本を賛美してくれたらとても気分が良い。気分が良すぎて後ろにひっくり返りそうです。一方、韓国内では発禁あつかいだそうですが、それも無理はないだろうな。

すべて鵜呑みにしていいかどうかということはあるけれども、読み物としてはとても面白い本でした。夏バテしたときなんか、滋養強壮にぴったりだと思います。韓国って、親日、反日いろいろあるんだろうけど、ほんと熱いな。

2014/01/28

約十年前の本なので、環境認識にずれがあるのと、論証に粗さが見られる。
殆ど日本の保守層の主張をなぞるかのような日本による朝鮮統治肯定論で、反日マルクス思想からの転向者の著述とはにわかには信じられないくらいだが、刊行から10年経ってもかの国の反日度が増しこそすれ軽減することがない状況を見るに、かの国とのおつき合いは甚だ難しいと改めて感じざるを得ない。

2011/10/23

最初はあまり期待しないで読み始めたのだが、とても感銘を受けた１冊
本当の友好とは、相互理解がなければならないわけだが、多くの韓国人がこの本を読める機会が増えることを切に願う。