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観光の哀しみ 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2003/06/28 |
JAN | 9784101351162 |
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観光の哀しみ
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観光の哀しみ
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商品レビュー
2.8
13件のお客様レビュー
かの名門立教大学観光…
かの名門立教大学観光学部(現在名称)で学んでいらっしゃった酒井さん。観光学に対する酒井さん独自の鋭い視点がユーモラスに、そしてビシバシ伝わってくる紀行文です♪
文庫OFF
わははは!と声を出して笑った箇所もいくつかあったけど、私にとっては内容(筆者の主張)がだいぶ偏屈、だいぶ無理がある、こじつけが過ぎるように感じてしまい、ディズニーの章までは頑張って読み切ったけれど、そこで挫折。 でも、この著者のように、ものごとを突き詰めて突き詰めて、掘って掘っ...
わははは!と声を出して笑った箇所もいくつかあったけど、私にとっては内容(筆者の主張)がだいぶ偏屈、だいぶ無理がある、こじつけが過ぎるように感じてしまい、ディズニーの章までは頑張って読み切ったけれど、そこで挫折。 でも、この著者のように、ものごとを突き詰めて突き詰めて、掘って掘って、一般人の肌感覚からすると「考えすぎでは…」と若干引くくらいに煮詰めて考えられるような人でないと、文筆家にはなれないんだろうなと思った。
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本屋で 「旅行をしている時、ふとした瞬間にものすごく、哀しい気分に襲われることはないでしょうか。」 という最初のフレーズを見た途端「ある、わかる」とて購入、即行読んだ。 酒井さん流の面白ろうて哀しい旅にまつわるエッセイなのだ。 うーん、そうそう、などという独り言とくすくす笑...
本屋で 「旅行をしている時、ふとした瞬間にものすごく、哀しい気分に襲われることはないでしょうか。」 という最初のフレーズを見た途端「ある、わかる」とて購入、即行読んだ。 酒井さん流の面白ろうて哀しい旅にまつわるエッセイなのだ。 うーん、そうそう、などという独り言とくすくす笑いが止まらず困った。 最近「枕の草子」も書いて、平成の清少納言といわれているらしい酒井順子さん。 いろんな観光地、旅の仕方をやんわり皮肉を込めて描写し、問題を惹起させる。 でもけして否定のみではない。 フォローがうまいというか、ほんとうに旅を愛して書いているからだろう。 私も旅は好き。日常生活と離れて異空間に遊べるその醍醐味は忘れられない。 でも行くまでは楽しいが、その瞬間にふと寂しさがたちのぼって。 特に観光バスに乗って行くツアー。 出発の朝ガイドさんの華やかな第一声を聞いた途端、私は後悔。 「ああどうして来てしまったんだろうか」と途方にくれるのだ。 聴きたくないときにも聞かされる説明。歌。 名所旧跡でいっせいにバスから降ろされ「○○時集合」。 どーっと運ばれるお土産屋さん。 聞かないで寝てりゃいいのよ、降りなければいいのよ、とひとはいうがそんな失礼する勇気はないし。 旅の終いにはくたびれ果てて帰ることになる。 だから、もう10年は観光バス乗ってないけど。 まあ、ツアーでない旅もいろいろと大変なことは大変だし、めんどくさいしね。 そのうち、ツアーばっかりがいいといってるだろうね。
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