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労災保険と自賠責保険調整の手引
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 労務行政/ |
発売年月日 | 2003/02/07 |
JAN | 9784845231324 |
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労災保険と自賠責保険調整の手引
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労災保険の第三者行為災害事案の中の、自動車事故の損害賠償に関して解説した書で ある。自動車事故は第三者行為災害の多くを占めるため、本書を一読すれば第三者行 為災害の基本的な概念、手続きは身につくだろう。 特に、労災保険と自賠責保険との調整においては、具体例を用いて解説しており、中...
労災保険の第三者行為災害事案の中の、自動車事故の損害賠償に関して解説した書で ある。自動車事故は第三者行為災害の多くを占めるため、本書を一読すれば第三者行 為災害の基本的な概念、手続きは身につくだろう。 特に、労災保険と自賠責保険との調整においては、具体例を用いて解説しており、中々わかりやすかった。 例えば、「控除」の場合で、第三者から受けた損害賠償額の内訳が 治療費 1,090,000円(A) 療養中の賃金喪失分 420,000円(B) 障害による将来の賃金喪失分 2,200,000円(C) 慰謝料 500,000円(D) 自動車修理代 115,000円(E) (A)+(B) +(C) +(D) +(E)=4,325,000円 労災保険と同一事由のもの (A)+(B) +(C)=3,710,000円 労災保険の保険給付額<損害賠償額の場合 療養補償給付 868,500円(A)’ 休業補償給付 252,000円(B)’ 障害補償給付 1,409,000円(C)’ (A)’ +(B)’ +(C)’=2,529,500円 この場合、労災保険からは全く支給されない。(全額控除) 労災保険の保険給付額>損害賠償額の場合 療養補償給付 1,255,500円(A)’’ 休業補償給付 504,000円(B)’’ 障害補償給付 2,768,000円(C)’’ (A)’’ +(B)’’ +(C)’’=4,527,000円 この場合、(A)と(A)’’の差額(165,500円)、(B)と(B)’’の差額(84,000円)、(C)と(C)’’の差額(568,000円)の合計817,500円が労災保険から支給される。 保険給付の種類ごとに見た場合、受けた損害賠償額の方が多いものも少ないものもある場合 療養補償給付 1,300,000円(A)’’’ 休業補償給付 378,000円(B)’’’ 障害補償給付 2,110,000円(C)’’’ (A)’’’ +(B)’’’ +(C)’’’=3,788,000円 労災保険法第12条の4第二項による調整は、あくまで損害賠償の事由ごと、保険給付の種類ごとに行うため、本例では(A)と(A)’’’では210,000円の差額が出るが、(B)と(B)’’’、(C)と(C)’’’ではいずれも損害賠償額の方が多い。したがって、(B)’’’と(C)’’’は全額控除で保険給付の必要がなく、(A)’’’のみ 210,000円が労災保険から支給される。 なお、(A)+(B) +(C)=3,710,000円、(A)’’’ +(B)’’’ +(C)’’’=3,788,000円の差額78,000円を保険給付すれば足りると解するのは誤り。
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